「楽天カードのキャッシングと楽天銀行のカードローン、どちらを使えばいいの?」
「同じ楽天なのに何が違うの?」
このような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。楽天グループには「楽天カードのキャッシング機能」と「楽天銀行スーパーローン(カードローン)」という2つの借入サービスがありますが、名前が似ているため混同しやすいです。
結論からお伝えすると、この2つはサービスの提供元も仕組みもまったく異なり、金利・限度額・返済方法に大きな差があります。選び方を間違えると、数万円単位で利息の差が出ることもありますので、しっかりと違いを理解しておくことが大切です。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
- 楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンの違いを7項目で比較
- 金利・限度額・返済方法の具体的な数値の違い
- 利用シーン別の使い分け方と選び方のポイント
- 両方を併用する場合の注意点とよくある質問
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60日間無利息:初めてのご契約。Webお申込み、ご契約額が50万円未満の方
365日間無利息・60日間無利息共通:無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可
※3 在籍確認が必要な場合でも、お客さまの同意なくお電話いたしません。
【結論】楽天カードのキャッシングと楽天銀行カードローンの違い一覧
まず結論として、楽天カードのキャッシングと楽天銀行スーパーローン(カードローン)の違いを一覧表で確認していきましょう。
楽天銀行スーパーローン公式サイトと楽天カード キャッシングサービス公式ページの情報をもとに、主要な7つの項目を比較しています。
楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンの比較表
楽天カード キャッシングサービスのお取扱内容に記載されている貸付条件と、楽天銀行カードローン公式ページに記載されている商品概要をもとに、以下の比較表を作成しています。
| 比較項目 | 楽天カード キャッシング | 楽天銀行スーパーローン |
|---|---|---|
| サービス提供元 | 楽天カード株式会社(クレジットカード会社) | 楽天銀行株式会社(銀行) |
| サービスの性質 | クレジットカードの付帯機能 | 独立した融資商品(カードローン) |
| 金利(実質年率) | 18.0%(固定) | 1.9%~14.5%(限度額に応じて変動) |
| 利用限度額 | 1万円~90万円 | 10万円~800万円 |
| 返済方法 | 1回払い/リボ払い | 残高スライドリボルビング返済 |
| 審査 | キャッシング枠の追加審査(カード保有者) | 新規の融資審査 |
| 適用法律 | 貸金業法(総量規制の対象) | 銀行法(総量規制の対象外だが自主規制あり) |
| ATM手数料 | 1万円以下:110円、1万円超:220円 | 提携ATM手数料無料 |
| 海外利用 | 海外ATMで現地通貨引き出し可能 | 国内利用のみ |
| 楽天ポイント | キャッシング利用分は対象外 | 入会特典で最大31,000ポイント |
| 年会費 | 楽天カード自体は無料 | 入会金・年会費無料 |
表の後に、選び方のポイントを3つお伝えしていきます。
選び方のポイント
- 少額・短期間の借入なら楽天カードキャッシング:すでに楽天カードを持っている方なら、キャッシング枠があればすぐに利用できます。翌月一括で返済できる金額であれば、手軽で便利です。
- まとまった金額・長期の借入なら楽天銀行スーパーローン:金利が最大で年14.5%と、楽天カードキャッシングの年18.0%に比べて大幅に低いため、借入金額が大きいほど利息の差が広がります。
- 海外で現地通貨が必要なら楽天カードキャッシング一択:楽天銀行スーパーローンには海外ATMでの引き出し機能がないため、海外旅行や出張時に現地通貨を調達したい場合は楽天カードキャッシングを選びましょう。
一番大きな違いは「サービスの提供元と仕組み」
楽天カード公式サイトが提供するキャッシングと、楽天銀行公式サイトが提供するカードローンは、同じ楽天グループであっても運営する会社がまったく異なります。
楽天カードのキャッシングは、クレジットカードに付帯する借入機能のひとつです。つまり、楽天カードという「クレジットカード」を持っていることが前提であり、そのカードのキャッシング枠を使ってお金を借りる仕組みになっています。
ショッピング枠と共有されているため、キャッシングを利用するとショッピングに使える残高が減るという特徴があります。例えば、利用可能枠が50万円でキャッシング枠が30万円設定されている場合、キャッシングで20万円を借りると、ショッピングに使えるのは残り30万円となります。
一方、楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行が提供する独立した融資商品です。クレジットカードとは完全に別のサービスであり、専用のローンカードを使って借入と返済を行います。ショッピング枠との共有はなく、設定された限度額の範囲内で自由に借入・返済を繰り返すことができます。
この「付帯機能」と「独立した商品」という根本的な違いが、金利・限度額・返済方法などあらゆる面での差につながっていきます。
あなたに合うのはどっち?3つの判断基準
金融庁では、借入を行う際に「金利」「返済計画」「契約内容の確認」の3点を重要視するよう注意喚起しています。この考え方をもとに、楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンの選び方を整理していきましょう。
まず1つ目の判断基準は「借入金額」です。
10万円以下の少額であれば楽天カードキャッシングでも利息負担はそこまで大きくなりませんが、30万円を超えるような金額になると、金利差が利息に大きく影響してきます。まとまった金額を借りたい場合は、楽天銀行スーパーローンの方が有利でしょう。
2つ目は「返済期間」です。
翌月にまとめて返済できるのであれば、楽天カードキャッシングの1回払いが便利です。しかし、数ヶ月にわたって分割で返済する予定がある場合は、金利の低い楽天銀行スーパーローンの方が総返済額を抑えられます。
3つ目は「手続きの手軽さ」です。
すでに楽天カードを持っていてキャッシング枠が設定されている方は、新たな審査なしですぐに借入できます。楽天銀行スーパーローンは新規の融資審査が必要となり、審査には数日かかることもあります。急ぎの場合は、手元の楽天カードでキャッシングする方がスピーディーです。
【金利】楽天カードキャッシングと楽天銀行カードローンの金利を具体的に比較
金利は借入コストに直結する非常に重要な項目です。
楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンでは、金利の仕組みそのものが大きく異なりますので、具体的な数値を見ながら解説していきます。
楽天カードキャッシングの金利は実質年率18.0%
楽天カードのキャッシングの融資利率は実質年率18.0%と明記されています。ただし、新たに貸付をしようとする金額と、その時点での楽天カードの他の貸付契約の残高の合計が100万円以上のときは、実質年率15.0%が適用されます。
この金利は借入限度額に関係なく一律で適用されるのが特徴です。つまり、1万円を借りても90万円を借りても、適用される金利は同じ年18.0%ということになります。クレジットカードのキャッシング金利としては一般的な水準ですが、銀行カードローンと比較すると高めの設定です。
具体的な利息を計算してみましょう。例えば10万円を30日間借りた場合、利息は「10万円×18.0%÷365日×30日=約1,479円」となります。
1回払いで翌月にすべて返済する場合は、この約1,479円が借入コストです。短期間の利用であれば、それほど大きな負担にはならないかもしれませんが、リボ払いで長期間返済を続けると利息はどんどん膨らんでいきます。
注意点として、ATMからキャッシングを行う場合は、利用金額が1万円以下で110円(税込)、1万円超で220円(税込)のATM手数料が別途発生します。ネットキャッシングであれば振込手数料は無料ですので、手数料を節約したい場合はネットキャッシングを活用するとよいでしょう。
楽天銀行スーパーローンの金利は年1.9%~14.5%
楽天銀行スーパーローンの金利は年1.9%~14.5%(通常金利)となっています。
楽天カードキャッシングとの最大の違いは、利用限度額によって適用金利が変わる点です。
利用限度額ごとの金利は以下の通りです。
| 利用限度額 | 金利(年率) |
|---|---|
| 800万円 | 1.9%~4.5% |
| 600万円以上800万円未満 | 3.0%~7.8% |
| 350万円以上600万円未満 | 4.9%~8.9% |
| 100万円以上350万円未満 | 8.9%~14.5% |
| 10万円以上100万円未満 | 14.5% |
ただし、実際にはほとんどの方が初回利用で100万円未満の限度額になることが多いため、新規利用者に適用される金利は上限の年14.5%となるケースが大半です。それでも、楽天カードキャッシングの年18.0%と比べると3.5ポイントも低く、この差は借入金額や返済期間が大きくなるほど顕著に表れてきます。
さらに、楽天銀行では期間限定で「金利半額キャンペーン」を実施していることがあり、キャンペーン期間中は年0.95%~7.25%という非常にお得な金利で借入できます。楽天銀行スーパーローンの申込を検討している方は、キャンペーン情報もチェックしてみてください。
また、提携ATM手数料が無料という点も見逃せないメリットです。楽天カードキャッシングではATM利用ごとに110円~220円の手数料がかかりますが、楽天銀行スーパーローンであれば三菱UFJ銀行、みずほ銀行、セブン銀行、ローソン銀行など全国の提携ATMが手数料無料で利用できます。
10万円・30万円・50万円を借りた場合の利息シミュレーション
日本貸金業協会では、借入の際に事前に返済シミュレーションを行うことを推奨しています。
ここでは、楽天カードキャッシング(年18.0%)と楽天銀行スーパーローン(年14.5%)で、同じ金額を借りた場合の利息を比較してみましょう。
30日間借りた場合の利息比較
| 借入金額 | 楽天カードキャッシング(年18.0%) | 楽天銀行スーパーローン(年14.5%) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 約1,479円 | 約1,192円 | 約287円 |
| 30万円 | 約4,438円 | 約3,575円 | 約863円 |
| 50万円 | 約7,397円 | 約5,959円 | 約1,438円 |
6ヶ月間リボ払いで返済した場合の利息合計(概算)
| 借入金額 | 楽天カードキャッシング(年18.0%) | 楽天銀行スーパーローン(年14.5%) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 約5,400円 | 約4,350円 | 約1,050円 |
| 30万円 | 約16,200円 | 約13,050円 | 約3,150円 |
| 50万円 | 約27,000円 | 約21,750円 | 約5,250円 |
このように、借入金額が大きくなるほど、また返済期間が長くなるほど、金利差による利息の違いが大きくなっていきます。50万円を6ヶ月かけて返済する場合、楽天銀行スーパーローンの方が約5,250円もお得になる計算です。
ただし、翌月に一括で返済できる少額の借入であれば、利息の差は数百円程度に収まります。その場合は、手続きの手軽さや利用のしやすさで選んでも問題ないでしょう。
【限度額・借入方法】利用できる金額と借入手段の違い
楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンでは、借りられる金額の上限と、実際にお金を借りる方法にも大きな違いがあります。
自分がいくら借りたいのか、どのようにお金を受け取りたいのかによって、最適な選択が変わってきます。
楽天カードキャッシングの限度額はショッピング枠との兼ね合い
楽天カードのキャッシング利用可能枠は1万円~90万円の範囲で、審査により個別に設定されます。
ここで非常に重要なのが、キャッシング枠はショッピング枠の「内枠」として設定されているという点です。つまり、ショッピングの利用限度額の中にキャッシングの限度額が含まれている仕組みになっています。
具体的な例を挙げて説明しましょう。ご利用可能枠が50万円で、キャッシング枠が30万円に設定されている場合を考えます。もし40万円分のショッピングを利用していると、カード全体の残りの利用可能額は10万円です。キャッシング枠が30万円あったとしても、実際にキャッシングで使えるのは10万円までとなります。
この仕組みは、ショッピングをたくさん利用する方にとっては注意が必要です。月々のクレジットカード利用額が多い方は、いざキャッシングをしようと思ったときに利用可能額が想定よりも少なくなっている可能性があります。キャッシングの利用を考えている場合は、事前に楽天e-NAVIで利用可能額を確認しておくことをおすすめします。
また、キャッシング枠の上限が90万円ということは、それ以上の金額を一度に借りることはできないということです。まとまった資金が必要な方にとっては、この上限が制約となる場合があるでしょう。
楽天銀行スーパーローンの限度額は最大800万円
楽天銀行スーパーローン公式サイトでは、利用限度額が10万円~800万円と記載されています。楽天カードキャッシングの最大90万円と比べると、大幅に大きな金額を借入できることがわかります。
ただし、実際に800万円の限度額が設定されるケースはまれです。e-Gov法令検索で確認できる貸金業法の総量規制は銀行には直接適用されませんが、楽天銀行を含む多くの銀行は自主的に年収の3分の1から2分の1程度を上限とする自主規制を実施しています。
例えば、年収400万円の方であれば、限度額は100万円~200万円程度になることが一般的です。初めて利用する方の場合は、信用情報がまだ蓄積されていないため、限度額100万円未満からスタートするケースがほとんどでしょう。
とはいえ、楽天カードキャッシングの上限90万円を超える借入が可能であること、そしてショッピング枠との兼ね合いを気にする必要がないという点は、楽天銀行スーパーローンの大きなメリットです。借入と返済を繰り返す中で信用が積み上がれば、限度額の増額も申請できます。
ATM・ネットキャッシングなど借入手段の違い
両サービスとも複数の借入手段を用意していますが、その内容には違いがあります。
楽天カードキャッシングの借入方法
楽天カードキャッシングでは、主に2つの方法でお金を借りることができます。
1つ目は全国の銀行やコンビニに設置されたATMにクレジットカードを挿入して現金を引き出す「ATMキャッシング」です。セブン銀行やローソン銀行などコンビニATMであれば、ほぼ24時間利用できるため、急に現金が必要になった場合に便利です。ただし、ATM利用手数料がかかる点には注意してください。
2つ目は「ネットキャッシング」です。楽天e-NAVIまたは楽天カードアプリから申し込むと、登録済みの口座に振り込まれます。楽天銀行口座であれば24時間最短数分で振込が完了し、振込手数料も無料です。他行の場合は平日の営業時間内であれば最短数分、営業時間外は翌営業日の朝9時以降の振込となります。
楽天銀行スーパーローンの借入方法
楽天銀行スーパーローンでは、パソコンやスマートフォンからの「ネットキャッシング」、電話での「テレフォンバンキング」、そして全国の提携ATMでの引き出しが可能です。特に楽天銀行口座を返済口座に設定していれば、24時間即時振込が利用できるため、いつでもスムーズに借入できます。
提携ATMは、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行など非常に幅広く、しかもATM手数料が無料です。ATMで頻繁に借入・返済を行う方にとっては、手数料がかからない楽天銀行スーパーローンの方がコスト面で有利でしょう。
【返済方法】毎月の返済の仕組みと返済額の違い
借入をする際には「どうやって借りるか」だけでなく、「どうやって返すか」も非常に大切です。返済方法の違いは、毎月の負担額や総返済額に直接影響します。
ここでは、楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンの返済方法の違いを詳しく見ていきましょう。
楽天カードキャッシングの返済方法(1回払い・リボ払い)
楽天カード キャッシングサービスのお取扱内容には、返済方式として「1回払い」と「リボルビング払い」の2種類が用意されていると記載されています。
1回払いは、利用月の翌月27日に元金と利息を一括で支払う方法です。例えば1月にキャッシングを利用した場合、2月27日に借入額と利息をまとめて返済します。短期間で返済が完了するため、利息を最小限に抑えられるのが最大のメリットです。翌月に確実に返済できる見通しがある場合は、1回払いを選択するのが賢い方法でしょう。
リボルビング払い(リボ払い)は、融資残高に応じて毎月一定の元金を返済していく方法です。楽天カードのキャッシングリボ払いは「残高スライド定額方式」を採用しており、借入残高に応じて毎月の最低返済額が決められています。毎月の負担が一定に近くなるため家計管理はしやすくなりますが、返済期間が長引くと利息がかさむ点に注意が必要です。
なお、返済期間・回数には上限があり、30万円以下の場合は最長3年(36回以内)、100万円以下の場合は最長5年(60回以内)となっています。また、キャッシング利用時に1回払いを選んだ後でも、楽天e-NAVIからリボ払いに変更することが可能です。海外キャッシングについては1回払い(元利一括返済)のみとなっている点もご注意ください。
遅延損害金は実質年率20.0%と高額ですので、返済日には遅れないよう十分に気をつけていただきたいと思います。
楽天銀行スーパーローンの返済方法(残高スライドリボルビング返済)
楽天銀行スーパーローンの返済方式は「残高スライドリボルビング返済」です。毎月の返済日(1日・12日・20日・27日から選択)に、借入残高に応じた最低返済額が口座から自動引き落としされます。
楽天銀行スーパーローンの特徴として、月々の最低返済額が2,000円からと比較的低く設定されている点が挙げられます。返済の負担を軽くしたい方にとっては安心感がありますが、最低返済額だけで返済を続けると完済までにかなりの時間がかかり、利息総額も大きくなってしまいます。
そのため、余裕があるときには「随時返済(繰り上げ返済)」を積極的に活用することをおすすめします。随時返済は提携ATMやインターネットバンキングからいつでも行うことができ、元金を早く減らすことで利息の節約につながります。
楽天カードキャッシングとの大きな違いは、楽天銀行スーパーローンには「1回払い」という選択肢がない点です。毎月の定額返済が基本となりますが、随時返済を組み合わせることで、実質的に短期間での完済も十分に可能です。
遅延損害金は年19.9%(楽天カードキャッシングは年20.0%)とほぼ同水準ですので、どちらのサービスを利用する場合でも、返済日は確実に守るようにしましょう。
返済総額で比較!30万円を12ヶ月で返す場合のシミュレーション
ここでは、30万円を借りて12ヶ月(1年間)で返済した場合の返済総額を比較してみましょう。
30万円を12ヶ月で返済する場合の比較(概算)
| 項目 | 楽天カードキャッシング(年18.0%) | 楽天銀行スーパーローン(年14.5%) |
|---|---|---|
| 毎月の返済額(元金) | 約25,000円 | 約25,000円 |
| 利息合計(概算) | 約29,500円 | 約23,700円 |
| 返済総額(概算) | 約329,500円 | 約323,700円 |
| 差額 | — | 約5,800円お得 |
12ヶ月で30万円を返済する場合、楽天銀行スーパーローンの方が約5,800円ほど利息が少なくなる計算です。これが50万円、100万円と借入金額が大きくなれば、利息差はさらに拡大していきます。
一方で、楽天カードキャッシングには「1回払い」があるため、翌月にまとめて返済できる場合は利息を約1ヶ月分に抑えることが可能です。30万円を1回払いで翌月返済すれば、利息は約4,400円程度(30日間の場合)で済みます。返済計画に合わせて、最適なサービスを選ぶことが大切です。
【審査】申込条件と審査の違い
楽天カードキャッシングも楽天銀行スーパーローンも、利用するためには審査に通過する必要があります。しかし、審査の仕組みや必要書類、申込条件にはそれぞれ違いがあります。
ここでは、両サービスの審査について詳しく比較していきましょう。
楽天カードキャッシングの審査(カード保有者は枠の追加申請)
楽天カードのキャッシング利用には2つのパターンがあります。
1つ目は、楽天カードの新規申込時にキャッシング枠も同時に申請するパターンです。
この場合、クレジットカードの審査と同時にキャッシング枠の審査も行われます。審査に通過すれば、カードが届いた時点からキャッシング機能を利用できます。
2つ目は、すでに楽天カードを持っている方が後からキャッシング枠を追加するパターンです。
楽天e-NAVIの「ご利用可能枠の増枠」から手続きが可能で、追加のキャッシング枠に対する審査が行われます。すでにカード利用実績がある分、審査はスムーズに進む傾向がありますが、審査結果によっては希望の枠が認められないこともあります。
なお、キャッシング枠の申込は「収入がある方のみ」が対象です。専業主婦や無職の方は利用できません。また、楽天カードでのキャッシング枠が50万円以上の場合、あるいは楽天カードと他社のキャッシング・借入の合計が100万円以上になる場合は、収入証明書の提出が必要となります。これは貸金業法に基づく要件です。
楽天銀行スーパーローンの審査(独自の審査基準)
楽天銀行スーパーローンの申込条件は「満20歳以上62歳以下の方」「日本国内に居住している方」「毎月安定した定期収入のある方、または専業主婦の方」「楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方」となっています。
楽天カードキャッシングとの大きな違いとして、楽天銀行スーパーローンでは「専業主婦」の方も申込が可能です(配偶者に安定収入がある場合)。キャッシングが収入のある方限定であるのに対し、より幅広い方が利用できるのは楽天銀行スーパーローンのメリットといえるでしょう。
審査の際には、勤務先への在籍確認の電話が行われます。在籍確認では、申込者本人が電話に出るか、「○○は不在です」など申込者が所属していることが確認できれば完了します。楽天カードキャッシングの場合、すでにカードを保有していれば在籍確認が省略されるケースもあるため、職場への電話を避けたい方はこの点を考慮に入れてもよいでしょう。
また、楽天銀行スーパーローンならではの特徴として、楽天会員ランクに応じた審査優遇があります。楽天のサービスを日常的に利用している方であれば、この点はプラスに働く可能性があります。
必要書類はスマートフォンのアプリからアップロードでき、来店や郵送は不要です。契約限度額が50万円以下の方は、原則として収入証明書類の提出も不要となっていますので、手続き自体は比較的スムーズに進められます。
総量規制の扱いの違い(貸金業法 vs 銀行法)
「総量規制」は、借入の際に知っておくべき重要なルールです。総量規制とは、貸金業者からの借入総額が年収の3分の1を超えてはならないという規制のことです。
楽天カードのキャッシングは、楽天カード株式会社(貸金業者)が提供するサービスであるため、貸金業法の総量規制の対象となります。つまり、楽天カードのキャッシング枠と他の貸金業者からの借入を合算して、年収の3分の1以内に収める必要があります。例えば年収300万円の方であれば、すべての貸金業者からの借入合計が100万円までということです。
一方、楽天銀行スーパーローンは銀行法に基づくサービスであるため、貸金業法の総量規制は法律上は適用されません。ただし、前述の通り、楽天銀行を含む多くの銀行は「年収の3分の1~2分の1程度」を上限とする自主規制を実施しています。法的な義務ではないものの、実質的に似たような制限があると考えておく方がよいでしょう。
この違いが実際に影響するのは、すでに他社の消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用している方です。総量規制の上限に近い借入がある場合、楽天カードのキャッシング枠は新たに設定できない可能性があります。その場合でも、楽天銀行スーパーローンであれば審査次第で借入が可能になることがあります。
ただし、返済能力を超えた借入は避け、計画的な利用を心がけてください。
【利用シーン別】楽天カードキャッシングと楽天銀行カードローンの使い分け
ここまで金利・限度額・返済方法・審査の違いを詳しく見てきましたが、「結局、自分の場合はどちらを使えばいいの?」と迷う方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、具体的な利用シーンごとに、どちらのサービスが適しているかを解説していきます。
少額・短期の借入なら楽天カードキャッシング(1回払い活用)
消費者庁では、クレジットカードのキャッシングを利用する際は「借入額を最小限にとどめ、早期に返済すること」を推奨しています。この考え方に最も合致するのが、楽天カードキャッシングの1回払い利用です。
例えば、「今月の給料日まであと1週間だけど、急な出費で3万円が必要」というようなケースでは、楽天カードキャッシングが最適です。すでに楽天カードを持っていてキャッシング枠が設定されていれば、コンビニのATMですぐに現金を引き出すことができます。翌月27日に一括返済すれば、利息は数百円程度で済みます。
楽天銀行スーパーローンでも同様の借入は可能ですが、まだ契約していない場合は審査を経てカードが届くまでに日数がかかります。すでに楽天カードを持っている方にとっては、新たな申込が不要な楽天カードキャッシングの方がスピーディーで手軽です。
ネットキャッシングを利用すれば、楽天銀行口座への振込が24時間最短数分で完了するため、ATMに行く手間も省けます。ATM手数料もかからないので、少額の借入でもコスト面で安心です。
ただし、「少額のつもりが繰り返し利用してしまう」というリスクには注意が必要です。キャッシングの手軽さゆえに、気づいたら残高が膨らんでいたということもありますので、利用の都度、残高と返済計画を確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
まとまった金額・長期の借入なら楽天銀行スーパーローン
30万円以上のまとまった金額を借りたい場合や、数ヶ月以上かけて分割返済する予定がある場合は、楽天銀行スーパーローンの方が適しています。その理由は、前述の通り金利差が返済総額に大きく影響するためです。
具体的に計算すると、50万円を12ヶ月で返済する場合、楽天カードキャッシング(年18.0%)では利息合計が約49,000円ほどになるのに対し、楽天銀行スーパーローン(年14.5%)では約39,500円程度となり、約9,500円の差が生まれます。借入金額が100万円を超えるケースでは、この差はさらに大きくなります。
また、楽天銀行スーパーローンは限度額の範囲内で繰り返し借入ができるため、「今月は10万円借りて返済し、来月また必要になったら借りる」という使い方も可能です。クレジットカードのキャッシングのようにショッピング枠を圧迫することもありませんので、日常のカード利用に影響を与えずに借入を行えるのもメリットです。
楽天会員であれば、入会だけで1,000ポイント、利用額に応じて最大30,000ポイントがもらえる特典もありますので、楽天経済圏を活用している方にとっては付加価値の高いサービスといえるでしょう。
海外で現地通貨が必要なら楽天カードキャッシング一択
楽天カードのキャッシングは海外ATMでも利用可能です。旅行先や出張先で現地通貨が必要になった場合、世界中の提携ATMで簡単に現金を引き出すことができます。
海外キャッシングは、空港や街中の両替所で日本円を現地通貨に交換するよりもお得になるケースが多いのが特徴です。両替所では高額な両替手数料がかかることがありますが、海外キャッシングであれば両替手数料はかかりません。ATM手数料と借入日数分の利息のみが費用となります。
海外キャッシングの返済方法は「1回払い(元利一括返済)」のみとなっています。帰国後の翌月27日に一括で引き落とされますので、返済が長引く心配もありません。なお、楽天カード・アメリカン・エキスプレス・カードは海外キャッシングに対応していない点にはご注意ください。
楽天銀行スーパーローンには海外ATMでの利用機能がないため、海外での現地通貨調達に関しては楽天カードキャッシングが唯一の選択肢となります。海外旅行が多い方は、楽天カードにキャッシング枠を設定しておくと安心です。
楽天カードキャッシングと楽天銀行カードローンの併用はできる?
「楽天カードのキャッシングと楽天銀行スーパーローン、両方使うことはできるの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、併用は可能です。ただし、いくつかの注意点がありますので、しっかりと確認しておきましょう。
併用は可能だが注意点がある
CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)に登録されている信用情報には、楽天カードのキャッシング利用分も楽天銀行スーパーローンの利用分も、両方とも記録されます。
楽天カードキャッシングと楽天銀行スーパーローンは、運営会社が異なるため、それぞれ別の契約として扱われます。したがって、両方を同時に利用すること自体は問題ありません。
ただし、注意すべき点がいくつかあります。まず、楽天カードのキャッシングは貸金業法の総量規制の対象であるため、他の貸金業者からの借入(消費者金融のカードローンなど)と合算して年収の3分の1以内に収める必要があります。
楽天銀行スーパーローンの借入額は総量規制の計算に含まれませんが、楽天銀行側の審査で他の借入状況が考慮されることはあります。
また、複数の借入先を持つことで、毎月の返済管理が複雑になるリスクもあります。楽天カードキャッシングの返済日は毎月27日、楽天銀行スーパーローンの返済日は1日・12日・20日・27日から選択できますが、それぞれの返済額と返済日を把握しておかないと、うっかり返済を忘れてしまう可能性があります。
さらに、借入総額が増えると信用情報に「多重債務」として記録されることがあり、将来的に住宅ローンやマイカーローンを組む際に不利に働く可能性もあります。併用する場合は、本当に両方必要なのかを慎重に検討してください。
併用する場合の借入戦略と返済管理のコツ
もし両方のサービスを利用する場合は、以下のような使い分けを意識すると効率的です。
短期・少額の借入は楽天カードキャッシングで対応する:数万円程度の急な出費で、翌月に一括返済できる場合は楽天カードキャッシングの1回払いを利用しましょう。金利が高い分、短期間で返済することで利息を最小限に抑えるのがポイントです。
長期・高額の借入は楽天銀行スーパーローンに集約する:まとまった金額を借りる場合や、分割で返済する場合は、金利の低い楽天銀行スーパーローンを優先的に利用します。楽天カードキャッシングでリボ払いの残高がある場合は、楽天銀行スーパーローンで借り換えることで利息を節約できる可能性もあります。
返済日をカレンダーに登録し、口座残高を事前に確認する:どちらのサービスも口座引き落としでの返済が基本です。引き落とし日の前に口座に十分な残高があるか確認する習慣をつけましょう。楽天e-NAVIやメンバーズデスクで利用状況を定期的にチェックすることもおすすめします。
よくある質問
Q1. 楽天カードのキャッシングと楽天銀行カードローンはまったく別のサービスですか?
A: はい、まったく別のサービスです。
楽天銀行公式サイトでも案内されている通り、楽天銀行スーパーローンは楽天銀行株式会社が提供する独立した融資商品です。一方、楽天カードのキャッシングは楽天カード株式会社が提供するクレジットカードの付帯機能です。同じ楽天グループですが、運営会社、審査基準、金利、限度額、返済方法などすべてが異なります。
Q2. 楽天ポイントは貯まりますか?
A: 楽天銀行スーパーローンでは入会特典としてポイントが貯まりますが、楽天カードキャッシングの利用分にはポイントが付与されません。
楽天カード公式サイトのキャッシングに関する説明でも、キャッシング利用分は楽天ポイントの付与対象外とされています。楽天銀行スーパーローンでは、入会時に1,000ポイント、利用額に応じて最大30,000ポイントがもらえるキャンペーンが常時開催されています。ポイント面では楽天銀行スーパーローンの方がお得です。
Q3. 楽天カードのキャッシング枠がないのですが、どうすればいいですか?
A: 楽天e-NAVIから後付けでキャッシング枠を申請できます。
楽天カード公式サイトの会員サービスである楽天e-NAVIにログインし、「ご利用可能枠の増枠」メニューからキャッシング枠の申込手続きが可能です。審査が行われ、通過すればキャッシング枠が付帯されます。ただし、収入がある方のみが対象で、審査結果によっては希望通りの金額にならない場合もあります。
Q4. 楽天銀行の口座がなくても楽天銀行カードローンは使えますか?
A: はい、楽天銀行の口座がなくても申込・利用が可能です。
楽天銀行スーパーローン公式サイトにも「楽天銀行口座をお持ちでないお客さまも口座開設不要でお申込いただけます」と明記されています。普段お使いの他行口座を返済口座として設定でき、振込融資も受けられます。ただし、楽天銀行口座を返済口座に設定すると24時間即時振込が利用でき、ハッピープログラムの会員ステージも1つアップするなどの特典があります。
Q5. どちらも即日で借りられますか?
A: 楽天カードキャッシングはキャッシング枠があれば即日利用可能ですが、楽天銀行スーパーローンは即日融資に対応していません。
全国銀行協会の方針として、銀行カードローンは即日融資を行わない運用になっています。楽天銀行スーパーローンの審査には通常数日かかり、土日祝日は審査が実施されません。一方、楽天カードキャッシングはすでにキャッシング枠が設定されていれば、ATMやネットキャッシングから即座に借入が可能です。急ぎの場合は楽天カードキャッシングが適しています。
まとめ:楽天カードキャッシングと楽天銀行カードローンの選び方
本記事では、楽天カードのキャッシングと楽天銀行スーパーローンの違いを7つの項目で比較してきました。
最後に、あなたの状況に合わせた選び方をまとめます。
少額・短期・海外利用なら → 楽天カードキャッシング
- すでに楽天カードを持っている方は追加の申込不要
- 1回払いで翌月一括返済すれば利息を最小限に抑えられる
- 海外ATMで現地通貨の引き出しが可能
まとまった金額・長期返済・低金利重視なら → 楽天銀行スーパーローン
- 金利が年1.9%~14.5%と楽天カードキャッシング(年18.0%)より大幅に低い
- 限度額が最大800万円で幅広い資金ニーズに対応
- 提携ATM手数料無料、楽天ポイント特典あり
失敗しないための3つのポイント
- まず金利で比較する:借入金額と返済期間が大きいほど、金利差が返済総額に影響します。30万円以上を数ヶ月にわたって返済するなら、楽天銀行スーパーローンの方が総コストを抑えられます。
- 返済計画を事前に立てる:どちらのサービスを利用する場合でも、「いくら借りて、いつまでに、毎月いくら返すか」を具体的に決めてから借入しましょう。楽天カードや楽天銀行の返済シミュレーションツールを活用してください。
- 借入は必要最小限にとどめる:手軽に借りられるからといって安易に利用を繰り返すと、知らず知らずのうちに借入残高が膨らんでしまいます。本当に必要な金額だけを借り、できるだけ早く返済することを心がけていただきたいと思います。

