株を担保にお金を借りる方法を徹底解説!証券担保ローン10社比較【2026年最新】

株を担保にお金を借りる方法を徹底解説!証券担保ローン10社比較【2026年最新】

「保有している株を売りたくないけど、まとまった資金が必要になった…」

「株を売却すると税金がかかるから、なんとか別の方法で資金調達したい…」

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、株式を売却せずにお金を借りる方法があります。それが「証券担保ローン」と呼ばれる金融サービスです。

結論からお伝えすると、証券担保ローンを利用すれば、保有株式を担保に年1.9%〜4%程度の低金利でお金を借りることができます。配当金や株主優待もそのまま受け取れるため、資産運用を続けながら資金調達が可能です。

本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。

  • 株を担保に借りられる証券担保ローン10社の比較
  • 証券担保ローンの仕組みと借入可能額の計算方法
  • メリット・デメリットと具体的な活用シーン
  • 申込から融資までの具体的な手順
目次
消費者金融 融資スピード 無利息期間 実質年率 申込み
アイフル
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最短20分※
契約日の翌日から30日間金利0円 2.4%〜17.9% 詳細はこちら
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Web申込後、最短15秒で審査結果表示
365日間(初回契約翌日から)日間 ※2 4.5%〜18.0% 詳細はこちら

【注意事項】

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【アイフルの注意事項】

※1 お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。

※2 カードレス選択時でも、本人確認のための郵送が発生する場合がございます

※3 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方

【アコムの注意事項】

※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

【プロミスの注意事項】

※1 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

※2 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

※3 安定した収入がある方ならお申し込みが可能です。

【SMBCモビットの注意事項】

※1 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱いとなる場合があります。

※2 安定した収入がある方ならお申し込みが可能です。

【レイクの注意事項】

※1 Webで最短15分融資も可能。

21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。

一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

 

※2 無利息について

365日間無利息:初めてのご契約。Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上(お借入れ額1万円でも可能)でご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方

60日間無利息:初めてのご契約。Webお申込み、ご契約額が50万円未満の方

365日間無利息・60日間無利息共通:無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可

※3 在籍確認が必要な場合でも、お客さまの同意なくお電話いたしません。

【結論】株を担保に借りられる証券担保ローン10社比較表

株を担保にお金を借りたいとお考えの方にとって、どの金融機関を選ぶかは非常に重要なポイントです。

金融庁の登録を受けた正規の金融機関が提供する証券担保ローンを比較し、あなたに最適なサービスを見つけていきましょう。

まずは主要10社の比較表をご覧ください。

金利・担保掛目(LTV)・借入限度額など、選ぶ際に重要な項目を一覧にまとめています。

サービス名提供元金利(年率)担保掛目借入限度額最低借入額
野村Webローン野村信託銀行1.90%〜50%5億円10万円
楽天銀行証券担保ローン楽天銀行2.875%〜60%1億円1万円
コムストックローン・SBI証券日本証券金融2.4%〜4.4%60%5億円30万円
イージー・コムストックローン日本証券金融×SMBC日興証券2.4%〜4.4%60%5億円30万円
ダイワLMS大和証券2.0%〜50〜60%2億円30万円
コムストックローン・三菱UFJ日本証券金融2.4%〜4.4%60%5億円30万円
西京銀行有価証券担保ローン西京銀行2.5%〜50〜70%3億円1,000万円
JTG証券担保ローンJTG証券3.0%〜50%1億円100万円
東海東京証券担保ローン東海東京証券2.5%〜50〜60%2億円50万円
証券担保ローン・セレクト日本証券金融1.8%〜70%10億円5,000万円

※金利は2026年1月時点の情報です。金融情勢により変動する場合があります。

証券会社系ローン5社の比較

証券会社系のローンは、すでに証券口座をお持ちの方にとって利用しやすいサービスとなっています。

日本証券業協会に加盟する証券会社が提供するサービスは、信頼性の高さも魅力です。

野村Webローンは、野村證券の口座をお持ちの方が利用できる証券担保ローンです。

金利は年1.90%からと業界最低水準を誇り、国内上場株式だけでなく投資信託や債券も担保にできる点が大きな特徴です。借入極度額は最大5億円まで設定可能で、インターネットバンキングから最短即時でお借入れいただけます。野村信託銀行の普通預金口座開設が必要となりますが、野村證券の口座をお持ちであればスムーズに手続きを進められます。

楽天銀行証券担保ローンは、楽天証券楽天銀行の口座連携(マネーブリッジ)を利用したサービスです。

最低借入額が1万円からと少額から利用でき、担保融資比率も60%と比較的高めに設定されています。2025年6月に開始された比較的新しいサービスですが、楽天経済圏を活用している方には使いやすい選択肢となっています。金利は借入残高に応じて変動し、残高が多いほど低金利が適用される仕組みです。

大和証券のダイワLMSは、大和証券の口座をお持ちの方向けのサービスです。

コンサルティングコースとダイレクトコースの2つのプランがあり、対面でのサポートを受けたい方にも適しています。借入限度額は最大2億円で、株式だけでなく投資信託も担保として設定可能です。

JTG証券担保ローンは、JTG証券が提供するサービスで、最低借入額100万円からとなっています。

外貨建て債券なども担保にできる点が特徴で、幅広い有価証券を保有している方に適しています。

東海東京証券担保ローンは、東海東京証券の口座をお持ちの方が利用できます。

オンラインと対面の両方で申込みが可能で、地方にお住まいの方でも店舗でのサポートを受けられる点がメリットです。

銀行系ローン5社の比較

銀行系のローンは、証券会社とは異なる審査基準や条件を持っていることが多く、選択肢を広げたい方におすすめです。

全国銀行協会に加盟する銀行が提供するサービスは、安心感があります。

**コムストックローン(日本証券金融)**は、日本証券金融株式会社が各証券会社と提携して提供するサービスです。

SBI証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など、主要な証券会社の口座をお持ちの方が利用できます。金利は年2.4%〜4.4%で、2026年3月までの新規契約では最大3か月間2.0%の金利優遇キャンペーンも実施されています。借入限度額は最大5億円で、株式を保有したまま売買取引も自由に行えます。

イージー・コムストックローンは、SMBC日興証券と日本証券金融の提携サービスです。

SMBC日興証券の「日興イージートレード」をご利用の方が対象で、インターネットで完結するオンライン専用サービスとなっています。担保に入れた株式の配当金や株主優待も継続して受け取れ、ローンを利用しながら株式の売買も自由に行えます。

西京銀行有価証券担保ローンは、西京銀行が提供する大口向けのサービスです。

最低借入額が1,000万円からと高めですが、担保掛目が最大70%と高く設定されており、より多くの資金を調達したい方に適しています。借入限度額は最大3億円で、外国債券も担保として利用可能です。

証券担保ローン・セレクトは、日本証券金融が提供する大口顧客向けのサービスです。

最低借入額5,000万円からと個人投資家というよりは富裕層や法人向けですが、担保掛目70%・金利1.8%からと非常に有利な条件が設定されています。担当者による訪問対応もあり、きめ細かなサービスを受けられます。

目的別おすすめの選び方

証券担保ローンを選ぶ際は、ご自身の目的や状況に合わせて最適なサービスを選ぶことが大切です。金融庁の貸金業に関する情報も参考にしながら、慎重に検討しましょう。

低金利を最優先したい方には、野村Webローン(年1.90%〜)がおすすめです。業界最低水準の金利で、長期間の借入でも利息負担を抑えられます。

少額から試してみたい方には、楽天銀行証券担保ローン(1万円〜)が適しています。必要な分だけ借りられるので、初めての方でも安心です。

大口融資を希望する方には、証券担保ローン・セレクト(最大10億円)や野村Webローン(最大5億円)が選択肢となります。不動産購入資金や事業資金など、まとまった金額が必要な場合に活用できます。

すでに口座をお持ちの証券会社がある方は、その証券会社と提携しているローンを選ぶと、手続きがスムーズに進みます。新たに口座を開設する手間が省け、既存の保有株式をそのまま担保に設定できます。

株を担保にお金を借りる「証券担保ローン」とは?仕組みを解説

証券担保ローンという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、証券担保ローンの基本的な仕組みを分かりやすく解説していきます。

証券担保ローンの基本的な仕組み

証券担保ローンとは、保有している株式や投資信託などの有価証券を担保にして、金融機関からお金を借りる仕組みです。

証券担保ローンは「有価証券を売却することなく担保に入れ、その担保評価額の範囲内で資金を借りることができる」サービスです。

通常、まとまった資金が必要になった場合、保有している株式を売却して現金化する方法を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、株式を売却すると、将来の値上がり益を得る機会を失ってしまいます。また、含み益がある場合は譲渡益税(約20%)が課税されるため、手元に残る金額が減ってしまいます。

証券担保ローンを利用すれば、これらの問題を回避できます。株式を売却せずに担保として差し入れるだけなので、株主としての権利(配当金の受取、株主優待の取得、議決権の行使など)はそのまま維持されます。つまり、資産運用を継続しながら、必要な資金を調達できるのです。

具体的な仕組みは以下の通りです。

まず、お持ちの証券口座にある株式を金融機関に担保として差し入れます。金融機関は、その株式の時価評価額に一定の掛目(担保掛目)を乗じた金額を融資限度額として設定します。この範囲内であれば、必要な金額を借り入れることができます。

返済は随時可能で、毎月の約定返済日には利息のみを支払い、元本は都合の良いタイミングで返済するという柔軟な仕組みになっています。

担保評価額(LTV)の計算方法

証券担保ローンでいくら借りられるかを知るためには、担保評価額の計算方法を理解しておく必要があります。金融庁のガイドラインに基づき、各金融機関は独自の担保評価基準を設けています。

担保評価額は、以下の計算式で求められます。

担保評価額 = 有価証券の時価評価額 × 担保掛目(LTV)

例えば、時価1,000万円の株式を担保に入れる場合、担保掛目が50%であれば、借入可能額は500万円となります。担保掛目が60%であれば600万円まで借りられます。

担保掛目は、有価証券の種類によって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

  • 国内上場株式:50%〜60%
  • 投資信託:50%〜60%
  • 国内債券:60%〜80%
  • 外国株式:40%〜50%
  • 外国債券:50%〜70%

ただし、すべての銘柄が担保として認められるわけではありません。流動性の低い銘柄や新興市場の一部銘柄、NISA口座で保有している有価証券などは、担保の対象外となる場合があります。また、1銘柄の比率が担保全体の70%以上を占める場合は、担保掛目が引き下げられることもあります。

重要なのは、株価は日々変動するということです。

担保に入れた株式の価格が下落すると、担保評価額も下がります。借入額が担保評価額を上回る状態(担保割れ)になると、追加担保の差し入れや一部返済を求められることがあります。

この点については、後述するデメリットの章で詳しく解説します。

カードローン・不動産担保ローンとの違い

株を担保にお金を借りる方法を検討する際、カードローンや不動産担保ローンと比較される方も多いでしょう。日本貸金業協会の情報を参考に、それぞれの特徴を整理してみましょう。

カードローンとの違い

カードローンは担保不要で手軽に借りられる反面、金利が年3%〜18%程度と高めに設定されています。一方、証券担保ローンは担保が必要ですが、金利は年1.9%〜4%程度と大幅に低くなっています。

100万円を1年間借りた場合の利息を比較すると、カードローン(年15%)では約15万円、証券担保ローン(年2%)では約2万円と、実に7倍以上の差があります。

また、カードローンは借入限度額が年収の3分の1までという総量規制の対象となりますが、証券担保ローンは担保があるため、この規制の対象外となります。保有資産に見合った金額を借りられる点も、証券担保ローンの大きなメリットです。

不動産担保ローンとの違い

不動産担保ローンは、土地や建物を担保にするため、手続きに時間がかかります。抵当権の設定登記が必要で、司法書士への報酬や登録免許税などの費用も発生します。一般的に、申込みから融資実行まで1〜2か月程度かかることも珍しくありません。

対して証券担保ローンは、担保の設定がオンラインで完結するため、最短即日〜数日で融資を受けられます。登記費用なども不要で、手続きコストを抑えられる点が魅力です。

ただし、不動産担保ローンの方が借入限度額が大きく、金利も低い傾向にあるため、大規模な資金調達には不動産担保ローンが適している場合もあります。

証券担保ローンのメリット6つ

証券担保ローンには、他のローン商品にはない独自のメリットがあります。

株を担保にお金を借りることで得られる6つのメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット1:株を売却せずに資金調達できる

証券担保ローンの最大のメリットは、保有株式を売却することなく資金を調達できる点です。

野村證券の解説によると、米国の富裕層の間では「資産をそのまま運用しながら証券担保ローンを使って資金を調達する方法」が一般的に知られているとのことです。

例えば、長年保有してきた優良企業の株式があり、含み益が500万円あるとします。この株式を売却すると、約100万円(20.315%)の譲渡益税が課税されます。しかし、証券担保ローンを利用すれば、株式を保有したまま必要な資金を調達でき、税金の支払いを先送りできます。

また、将来的な値上がりが期待できる銘柄を手放さずに済むことも大きなメリットです。「あのとき売らなければよかった」という後悔を避けられます。

資産運用を中断させない資金調達、これが証券担保ローンの本質的な価値といえるでしょう。

メリット2:カードローンより金利が低い(年1〜4%程度)

証券担保ローンは、カードローンと比較して圧倒的に低い金利で借入れできます。

楽天銀行の証券担保ローンでは、基準金利(短期プライムレート)年1.875%にスプレッドを加えた金利が適用され、借入残高に応じて年2.875%〜3.875%程度となっています。

一般的なカードローンの金利が年15%前後であることを考えると、その差は歴然です。仮に500万円を3年間借りた場合の総利息額を比較してみましょう。

  • カードローン(年15%):約125万円
  • 証券担保ローン(年2.5%):約38万円

差額は約87万円にもなります。長期間の借入れになるほど、この金利差は大きな影響を与えます。

証券という確実な担保があるからこそ実現できる低金利は、借り手にとって非常に有利な条件といえます。

メリット3:配当金・株主優待はそのまま受け取れる

株式を担保に入れても、株主としての権利は失われません。

SMBC日興証券の説明によると、「担保に入れても配当や株主優待などの株主としての権利を失うことはありません」とされています。

つまり、証券担保ローンを利用している間も、以下の権利はそのまま維持されます。

  • 配当金の受取
  • 株主優待の取得
  • 株主総会での議決権行使
  • 株式分割・併合時の権利

高配当株を保有している方にとって、配当金を受け取りながら資金調達できることは大きな魅力です。

例えば、配当利回り4%の株式を1,000万円分保有している場合、年間40万円の配当金を受け取りながら、同時に500万円程度の資金を低金利で借りることができます。

インカムゲインを享受しながらの資金活用は、効率的な資産運用につながります。

メリット4:使途自由で投資にも使える

証券担保ローンで借りたお金は、原則として使途が自由です。

大和証券の証券担保ローンでは、住宅購入、リフォーム、教育資金、車の購入、旅行資金など、さまざまな目的に利用できるとされています。

特に注目すべきは、追加投資にも使える点です。

例えば、株価が大きく下落した局面で「買い増ししたいけど手元資金がない」という状況でも、証券担保ローンを活用すれば追加投資が可能です。いわゆるレバレッジをかけた投資ができるということです。

ただし、一部利用できない資金使途もあります。

野村Webローンの場合、事業性資金(開業資金、運転資金など)や事業用不動産の購入には利用できません。また、IPO(新規公開株)の購入資金や、金融商品取引における損失の穴埋めには使えないサービスもあります。

利用前に各社の規約を確認することをおすすめします。

メリット5:審査が比較的通りやすい

証券担保ローンは、有価証券という明確な担保があるため、カードローンと比べて審査が通りやすい傾向にあります。

日本証券金融のコムストックローンでは、「お客様の本ローンのお借入状況等の情報は、個人信用情報機関には提供されません」と明記されており、他の借入れに影響を与えない点も特徴です。

カードローンの審査では、年収や勤続年数、他社からの借入状況などが重視されます。

しかし、証券担保ローンの審査では、担保となる有価証券の価値が最も重要視されます。そのため、収入面では審査が厳しくなりがちなリタイア後の方や、フリーランスの方でも、十分な有価証券を保有していれば融資を受けやすい傾向にあります。

収入証明書の提出が不要なサービスも多く、手続きの負担が軽い点もメリットです。

野村Webローンでは「収入証明書のご提出や、保証人は不要です」とされており、書類準備の手間を省けます。

メリット6:譲渡益課税を先送りできる(節税効果)

証券担保ローンを活用することで、株式売却時に発生する譲渡益課税を先送りできます。

これは、国税庁の定める所得税法に基づく正当な節税方法です。

株式を売却して利益が出た場合、その利益に対して約20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります。しかし、証券担保ローンを利用すれば、株式を売却しないため課税が発生しません。

将来的に株価がさらに上昇した時点で売却すれば、その間の値上がり益も含めて一度に課税されますが、課税を先送りする間、その資金を運用に回すことができます。

また、借入金の利息は、株式譲渡所得と損益通算できる場合があります。これにより、将来の売却時に実質的な税負担を軽減できる可能性があります。

ただし、税務上の取扱いは個人の状況によって異なりますので、詳細は税理士などの専門家にご相談されることをおすすめします。

証券担保ローンのデメリット・リスク4つ

メリットの多い証券担保ローンですが、利用にあたっては注意すべきデメリットやリスクも存在します。

安全に活用するために、これらのポイントをしっかり理解しておきましょう。

デメリット1:株価下落で追加担保や強制売却のリスク

証券担保ローンの最大のリスクは、担保価値の変動による追加担保の要求や強制売却の可能性です。

担保に入れた株式の価格が下落すると、担保評価額も下がります。例えば、時価1,000万円の株式を担保に500万円(担保掛目50%)を借りている場合、株価が30%下落して時価700万円になると、担保評価額は350万円まで下がります。この状態では、借入金500万円に対して担保が不足(担保割れ)となります。

担保割れが発生すると、金融機関から以下のような対応を求められます。

  • 追加担保の差し入れ
  • 一部元本の返済
  • 上記で対応できない場合は、担保株式の強制売却

野村Webローンの場合、「担保有価証券等の担保評価額がご融資金の70%を下回った場合等は、野村信託銀行が担保有価証券等を売却し、売却代金を債務の返済に充当いたします」と定められています。つまり、株価が大きく下落した際に、意図しないタイミングで株式を売却されてしまうリスクがあるのです。

このリスクを軽減するためには、借入可能額の上限まで借りるのではなく、余裕を持った借入額に留めることが重要です。

デメリット2:担保にできる株式に制限がある

すべての有価証券が証券担保ローンの担保として利用できるわけではありません。日本証券金融のコムストックローンでは、担保対象となる有価証券について詳細な基準が設けられています。

一般的に担保対象外となるのは、以下のような有価証券です。

  • NISA口座で保有している株式等
  • 未公開株式(非上場株式)
  • 流動性の低い銘柄(売買高が少ない銘柄)
  • 新興市場の一部銘柄
  • デリバティブ商品
  • 一部の投資信託
  • 信用取引に利用中の株式

特に注意が必要なのは、NISA口座の株式が担保対象外という点です。「NISAの非課税口座の株式等はコムストックローンの担保に差入れることはできません」と各社の規約に明記されています。NISA口座で株式を中心に運用している方は、担保に使える資産が限られる可能性があります。

また、証券会社によって担保対象銘柄が異なるため、事前に確認が必要です。

保有している株式が担保として認められるかどうか、申込前に各社のウェブサイトや担当者に問い合わせることをおすすめします。

デメリット3:借入可能額は時価評価額の50〜70%程度

証券担保ローンでは、担保に入れた株式の時価評価額の全額を借りられるわけではありません。

担保掛目は一般的に50〜70%程度に設定されています。

例えば、1,000万円分の株式を保有していても、借りられるのは500万円〜700万円程度ということです。

これは、株価変動による担保価値の下落に備えた安全マージンとして設定されています。

この制約により、必要な資金額によっては証券担保ローンだけでは足りない場合があります。2,000万円の資金が必要な場合、3,000万円〜4,000万円程度の有価証券を担保に入れる必要があるということです。

担保掛目は有価証券の種類によっても異なります。国内上場株式は50%程度、国内債券は60〜80%程度と、債券の方が掛目が高く設定されていることが多いです。

株式と債券をバランスよく保有している方は、より多くの資金を借りられる可能性があります。

デメリット4:長期借入では利息負担が大きくなる

証券担保ローンの金利は低めとはいえ、長期間借り続けると利息負担は積み重なっていきます。

例えば、500万円を年利2.5%で借りた場合の利息額を見てみましょう。

  • 1年間:約12.5万円
  • 3年間:約37.5万円
  • 5年間:約62.5万円
  • 10年間:約125万円

10年間借り続けると、元本の4分の1に相当する利息を支払うことになります。また、証券担保ローンは変動金利が基本なので、金利情勢の変化によって利息負担が増加するリスクもあります。

さらに、一部のサービスでは利息が元本に組み入れられる「元加方式」を採用しています。

野村Webローンの場合、「利息は、6ヶ月ごとの契約更新日に、お借入元本に組み入れます」とされており、返済しないと複利で利息が膨らんでいく点に注意が必要です。

証券担保ローンは、あくまで一時的な資金ニーズへの対応手段として活用し、できるだけ早期の返済を心がけることが大切です。

【具体例付き】証券担保ローンの活用シーン5選

証券担保ローンは、さまざまな場面で活用できます。

ここでは、具体的な金額例を交えながら、代表的な活用シーンを紹介します。

活用例1:不動産投資の頭金に(1,000万円の株で500万円調達)

不動産投資を始めたいけれど、頭金の準備に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

野村信託銀行の解説によると、証券担保ローンは不動産購入資金としても活用できます(事業用不動産を除く)。

具体例

  • 保有株式:1,000万円(国内上場株式)
  • 担保掛目:50%
  • 借入可能額:500万円
  • 金利:年2.0%
  • 年間利息:約10万円

例えば、3,000万円の投資用マンションを購入する場合、不動産投資ローンでは通常10〜20%程度の頭金が求められます。証券担保ローンで500万円を調達すれば、頭金として十分な金額を用意できます。

このケースでは、株式を売却すると約20%の譲渡益税がかかりますが、証券担保ローンなら年間約10万円の利息で済みます。

不動産からの家賃収入で利息を賄いながら、株式の値上がり益も期待できるという二重のメリットがあります。

活用例2:納税資金の一時的な調達

確定申告の時期に、納税資金が一時的に不足することがあります。国税庁の定める納付期限までに税金を納められない場合、延滞税が発生してしまいます。

具体例

  • 保有株式:500万円
  • 借入可能額:250万円
  • 借入期間:3か月
  • 金利:年2.5%
  • 3か月分の利息:約1.6万円

株式の配当所得や譲渡所得にかかる税金の支払いに、一時的に証券担保ローンを活用するケースがあります。特に、配当金を再投資に回している方は、税金分の現金が手元にないことも珍しくありません。

延滞税は年率7.3%〜14.6%(2024年)と非常に高いため、証券担保ローンで一時的に資金を調達して期限内に納税し、後日返済する方が経済的に有利です。

活用例3:追加投資でレバレッジ運用

株価が大幅に下落した局面で、追加投資のチャンスと捉える投資家も多いでしょう。

具体例

  • 保有株式:2,000万円(時価)
  • 借入可能額:1,000万円
  • 追加投資額:500万円
  • 投資先:下落した優良株

いわゆる「レバレッジをかけた投資」が可能になります。例えば、2,000万円の株式を担保に500万円を借りて追加投資すれば、実質的に2,500万円分の株式を保有することになります。株価が20%上昇すれば、500万円の利益(レバレッジなしなら400万円)を得られます。

ただし、株価が下落した場合は損失も拡大するため、レバレッジ運用には十分な知識とリスク管理が必要です。投資初心者の方にはおすすめしません。

活用例4:事業資金・運転資金として

個人事業主や中小企業経営者の方にとって、運転資金の調達は重要な課題です。

具体例

  • 保有株式:3,000万円(個人保有)
  • 借入可能額:1,500万円
  • 資金使途:事業の運転資金
  • 金利:年3.0%
  • 年間利息:約45万円

事業資金の調達方法として、銀行の事業融資やビジネスローンがありますが、審査に時間がかかったり、金利が高かったりすることがあります。個人で保有している株式を担保にした証券担保ローンなら、比較的迅速に低金利で資金を調達できる場合があります。

ただし、野村Webローンなど一部のサービスでは事業性資金への利用が制限されています。コムストックローンや西京銀行の有価証券担保ローンなど、事業資金にも利用可能なサービスを選ぶ必要があります。

事前に各社の規約を確認してください。

活用例5:教育資金・住宅購入資金として

子どもの教育資金や住宅の購入資金など、人生の大きなイベントに備えた資金調達にも活用できます。

具体例:教育資金

  • 保有株式:800万円
  • 借入可能額:400万円
  • 資金使途:大学入学金・授業料
  • 借入期間:4年間
  • 金利:年2.5%
  • 総利息額:約40万円

教育ローンの金利は年2〜4%程度ですが、審査に時間がかかる場合があります。入学金の支払期限が迫っている場合など、緊急性が高いケースでは証券担保ローンの方が迅速に対応できます。

具体例:住宅購入資金

  • 保有株式:5,000万円
  • 借入可能額:2,500万円
  • 資金使途:住宅購入の頭金・諸費用
  • 金利:年2.0%

住宅ローンが組めない方(リタイア後で収入がない方など)でも、十分な有価証券を保有していれば、証券担保ローンで住宅購入資金を調達できる可能性があります。

野村信託銀行の解説でも、「富裕層のなかには資産は十分にある一方で、すでにリタイアしていて給与所得のような定期収入がない方」の活用例が紹介されています。

証券担保ローンの申込から融資までの流れ【6ステップ】

実際に証券担保ローンを利用する際の手続きの流れを、6つのステップに分けて解説します。

ステップ1:金融機関を選ぶ

まずは、自分に合った証券担保ローンを提供している金融機関を選びます。金融庁の登録を受けた正規の金融機関から選ぶことが重要です。

選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • すでに証券口座を持っているか:口座を持っている証券会社のサービスなら、手続きがスムーズです。
  • 金利水準:長期間借りる予定なら、0.5%の差でも大きな影響があります。
  • 担保掛目:高い方がより多く借りられます。
  • 借入限度額:必要な金額に対応できるか確認しましょう。
  • 最低借入額:少額から借りたい場合は要チェックです。

複数の金融機関を比較し、総合的に判断することをおすすめします。

ステップ2:申込に必要な書類を準備する

申込に必要な書類は金融機関によって異なりますが、日本証券金融のコムストックローンを例に一般的な必要書類を紹介します。

必須書類

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • マイナンバー確認書類

場合により必要な書類

  • 収入証明書(大口借入の場合)
  • 印鑑証明書(一部のサービス)

野村Webローンのように「収入証明書のご提出や、保証人は不要」というサービスも多く、書類準備の負担は比較的軽いです。

オンライン完結型のサービスでは、スマートフォンで本人確認書類を撮影してアップロードするだけで済む場合もあります。

ステップ3:申込・審査(通常1〜2週間)

必要書類が準備できたら、申込手続きを行います。

金融機関は審査時に信用情報を確認する場合があります。

申込方法は、主に以下の3つがあります。

  • オンライン申込:インターネットで24時間申込可能。最も手軽です。
  • 郵送申込:書類を郵送して申込。時間はかかりますが確実です。
  • 店頭申込:対面で相談しながら申込。不明点を確認しやすいメリットがあります。

審査期間は、オンライン完結型のサービスで最短即日〜数日、書類審査が必要なサービスで1〜2週間程度です。大口借入(5,000万円超など)の場合は、追加の審査が必要になることがあります。

審査では、主に担保となる有価証券の価値が評価されます。カードローンのような収入審査とは異なり、担保価値が十分であれば比較的通りやすい傾向にあります。

ステップ4:契約・担保設定

審査に通過したら、契約手続きと担保設定を行います。日本証券金融の説明によると、「お客様が証券会社に保有されている株式等について、日証金を権利者とする担保権(質権)を設定します」という形で担保設定が行われます。

契約手続きは、オンラインで完結するサービスが増えています。インターネットバンキングにログインし、契約内容を確認して同意するだけで手続きが完了します。

担保設定の際には、担保に入れる銘柄と数量を指定します。保有しているすべての株式を担保にする必要はなく、必要な分だけを選んで設定することも可能です。

なお、担保に設定した株式も、売買は自由に行えるサービスが多いです(売却代金の一部が自動的に返済に充当される仕組み)。

ステップ5:融資実行・資金受取

契約と担保設定が完了したら、いよいよ融資が実行されます。

融資金は指定した銀行口座に振り込まれます。

野村Webローンの場合、「営業日の15:59までにお申込み完了いただくと、即時にお借入いただけます」とされており、急ぎの資金ニーズにも対応可能です。楽天銀行証券担保ローンも、契約完了後は1万円単位で即時借入が可能です。

借入金は指定した銀行口座に入金されるため、その後の資金使途は自由です。

他の金融機関への振込や、現金の引き出しも可能です。

ステップ6:返済方法と担保管理

融資を受けた後は、計画的に返済を進めていきます。

証券担保ローンの返済方法は、主に以下の形式です。

毎月の約定返済

  • 毎月、利息分のみを自動引落
  • 元本は随時返済(任意)

随時返済

  • 好きなタイミングで一部または全額返済
  • 1円単位から返済可能なサービスも

証券担保ローンは、住宅ローンのように毎月一定額を返済する必要がないサービスが多いです。収入に余裕があるときにまとめて返済し、出費が多い時期は利息のみの支払いに留めるなど、柔軟な返済計画を立てられます。

ただし、担保価値の管理は重要です。株価が下落して担保割れになると、追加担保の差し入れや一部返済を求められます。

定期的に担保評価額をチェックし、必要に応じて追加担保の差し入れや一部返済を行いましょう。

よくある質問

証券担保ローンについて、よくある質問とその回答をまとめました。

Q1. 株を担保にするとNISA口座の株も使える?

A: NISA口座の株式は担保として利用できません。

金融庁が定めるNISA制度の規定により、NISA口座で保有している有価証券は証券担保ローンの担保対象外となっています。野村Webローン、コムストックローン、楽天銀行証券担保ローンなど、主要なサービスすべてで「NISAの非課税口座の株式等はコムストックローンの担保に差入れることはできません」と明記されています。

NISA以外の特定口座や一般口座で保有している株式のみが担保の対象となります。

NISA口座で投資を中心に行っている方は、担保にできる資産が限られる可能性がありますのでご注意ください。

Q2. いくらから借りられる?最低借入額は?

A: サービスによって異なり、1万円〜100万円程度です。

最低借入額は金融機関によって大きく異なります。

主なサービスの最低借入額は以下の通りです。

  • 楽天銀行証券担保ローン:1万円〜
  • 野村Webローン:10万円〜
  • コムストックローン各種:30万円〜
  • 西京銀行有価証券担保ローン:1,000万円〜

少額から試してみたい方は楽天銀行証券担保ローン、まとまった資金が必要な方は西京銀行などの大口向けサービスが適しています。

Q3. 審査に落ちることはある?

A: まれにありますが、担保価値が十分であれば通りやすい傾向です。

証券担保ローンの審査は、カードローンと比べて通りやすい傾向にあります。

ただし、以下のような場合は審査に落ちる可能性があります。

  • 担保となる有価証券の価値が不十分
  • 反社会的勢力に該当する
  • 過去に当該金融機関との取引でトラブルがあった
  • 本人確認ができない

各社とも「審査の結果によっては、ご利用をお断りさせていただく場合があります」と明記していますが、担保価値が十分で、通常の審査基準を満たしていれば、多くの場合は問題なく通過できます。

Q4. 株価が下がったらどうなる?追証の仕組み

A: 担保割れになると、追加担保か一部返済を求められます。

担保に入れた株式の価格が下落し、担保評価額が一定の水準を下回ると「担保割れ」となります。

この場合、金融機関から以下のような対応を求められます。

  1. 追加担保の差し入れ(追加で株式を担保に入れる)
  2. 一部元本の返済
  3. 上記で対応できない場合は担保株式の強制売却

野村Webローンでは「担保評価額がご融資金の70%を下回った場合」に担保処分が行われます。

このリスクを避けるため、借入可能額の上限まで借りるのではなく、余裕を持った借入額にすることをおすすめします。

Q5. 信用情報に影響はある?

A: サービスによって異なりますが、影響しないものもあります。

日本証券金融のコムストックローンでは、「お客様の本ローンのお借入状況等の情報は、個人信用情報機関には提供されません」と明記されています。つまり、コムストックローンの利用は他のローン審査(住宅ローンなど)に影響しません。

ただし、すべての証券担保ローンが同様とは限りません。

信用情報への影響が気になる方は、申込前に各社に確認することをおすすめします。

Q6. 法人でも利用できる?

A: 一部のサービスでは法人も利用可能です。

野村Webローンなど個人専用のサービスもありますが、日本証券金融の証券担保ローン・セレクトや西京銀行の有価証券担保ローンなど、法人向けにも対応しているサービスがあります。

法人の場合、個人とは審査基準や必要書類が異なる場合があります。

法人での利用を検討している方は、事前に各社の法人向けサービス内容を確認されることをおすすめします。

まとめ:株を担保にお金を借りる最適な方法

株を担保にお金を借りる「証券担保ローン」について、仕組みからメリット・デメリット、具体的な活用シーン、申込手順まで詳しく解説してきました。

今すぐ資金が必要な方 → 野村Webローン・楽天銀行証券担保ローン

  • ネット完結で手続きが簡単
  • 最短即日〜数日で融資可能
  • 少額(1万円〜)から借入可能

低金利を重視する方 → 野村Webローン・証券担保ローン・セレクト

  • 年1.8%〜1.9%の業界最低水準
  • 長期借入でも利息負担を抑えられる

大口融資を希望する方 → 証券担保ローン・セレクト・西京銀行

  • 最大3億円〜10億円まで対応
  • 担保掛目70%で借入可能額が多い

株を担保にお金を借りるための3つのポイント

  1. 保有株式の時価評価額を確認する まずは担保にできる株式がいくらあるか、NISAや信用取引に利用中の株式を除いて計算しましょう。
  1. 複数の金融機関で条件を比較する 金利、担保掛目、借入限度額、手続きの簡便さなど、総合的に比較して最適なサービスを選びましょう。
  1. 追証リスクを考慮して借入額を決定する 借入可能額の上限まで借りるのではなく、株価下落時の追証リスクを考慮して余裕を持った借入額に留めましょう。

証券担保ローンは、「株を売りたくないけど資金が必要」という悩みを解決する有効な手段です。低金利で資金調達しながら、配当金や株主優待も継続して受け取れるメリットは大きいといえます。

ただし、株価下落時の追証リスクなど、注意すべきポイントもあります。

メリットとデメリットを十分に理解した上で、計画的に活用していただければと思います。

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