「アイフルのビジネスローンに申し込んだのに、審査に落ちてしまった…」
「赤字決算でもOKって書いてあったのに、なぜ通らなかったの?」
このような悩みを抱えている事業者の方は多いのではないでしょうか。資金繰りに困っている状況で審査落ちの通知を受けると、本当に不安になりますよね。
結論からお伝えすると、アイフルのビジネスローン(AGビジネスサポート)に落ちたとしても、資金調達の方法はまだ残されています。
まずは審査落ちの原因を正しく把握し、次の一手を冷静に判断することが大切です。実際に、AGビジネスサポートの審査に落ちた後に他社のビジネスローンで資金調達に成功した方や、ファクタリングを活用して急場を凌いだ方も少なくありません。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
- アイフルのビジネスローン2種類の違いと、あなたが落ちた商品の特定方法
- 実際に審査に落ちた方の口コミ・体験談から見える傾向
- 審査落ちする5つの具体的な原因と、それぞれの対処法
- 審査落ち後にすぐ実行できる5つの資金調達法(ファクタリング含む)
【まず確認】アイフルのビジネスローンは2種類ある!あなたが落ちたのはどっち?
アイフルのビジネスローンに落ちたとおっしゃる方の中には、そもそも自分がどちらの商品に申し込んだのかを正確に把握していない方も少なくありません。実は「アイフルのビジネスローン」には2つの異なる商品があり、それぞれ運営会社も審査基準も異なります。
次の一手を考えるうえでも、まずはご自身がどちらに申し込んだのかを確認していただきたいと思います。
AGビジネスサポート(旧アイフルビジネスファイナンス)のビジネスローンとは
AGビジネスサポート公式サイトでは、事業者向けビジネスローンとして50万円〜1,000万円の融資に対応していると案内されています。AGビジネスサポート株式会社はアイフル株式会社のグループ会社であり、以前は「ビジネクスト」「アイフルビジネスファイナンス」という名称でサービスを提供していました。2020年7月に現在の商号に変更されましたが、サービス内容はそのまま引き継がれています。
主な特徴としては、実質年率3.1%〜18.0%の固定金利で、原則無担保・無保証人(法人の場合は代表者の連帯保証が原則必要)で利用できる点が挙げられます。返済期間は元利均等返済の場合で最長5年(60回以内)、元金一括返済の場合で最長1年(12回以内)となっています。最短即日融資にも対応しており、赤字決算や債務超過であっても申込自体は可能です。ただし、新規取引時の融資上限は500万円までとなっている点にご注意ください。
法人経営者の方は75歳まで、個人事業主の方は69歳までが申込対象となっており、事業規模は問われません。こうした条件の幅広さから、ノンバンク系ビジネスローンの中では非常に人気が高く、イー・ローンのビジネスローン申込数ランキングでも上位を獲得し続けています。
アイフル「事業サポートプラン」の特徴
もう一つは、アイフル株式会社が直接提供している事業サポートプランです。こちらは消費者金融のアイフルが個人事業主向けに用意している事業性融資の商品で、AGビジネスサポートとは別の審査ラインで運営されています。
事業サポートプランの特徴は、貸金業法の「総量規制の例外貸付」に該当するため、年収の3分の1を超える事業性融資も検討してもらえるという点です。通常のアイフルのカードローンでは総量規制の対象となりますが、事業サポートプランであれば事業資金として必要な範囲で柔軟な融資が期待できます。
金利は年3.0%〜18.0%で、無担保ローンと不動産担保ローンの2タイプが用意されています。WEB完結で申込から契約まで進められるため、来店不要で手続きが完了するのも利便性の高いポイントです。
2つの商品を比較表で整理
日本貸金業協会に登録されている情報をもとに、2つの商品の違いを整理してみましょう。
| 比較項目 | AGビジネスサポート ビジネスローン | アイフル 事業サポートプラン |
|---|---|---|
| 運営会社 | AGビジネスサポート株式会社 | アイフル株式会社 |
| 対象者 | 法人・個人事業主 | 個人事業主 |
| 融資額 | 50万円〜1,000万円(新規は上限500万円) | 1万円〜500万円(無担保の場合) |
| 金利(実質年率) | 3.1%〜18.0% | 3.0%〜18.0% |
| 担保・保証人 | 原則不要(法人は代表者連帯保証) | 原則不要(不動産担保タイプは別) |
| 審査スピード | 最短即日 | 最短即日対応あり |
| 必要書類 | 本人確認書類+決算書等 | 本人確認書類+確定申告書等 |
| 総量規制 | 例外貸付(年収1/3超も検討可) | 例外貸付(年収1/3超も検討可) |
この表からも分かるように、法人経営者の方であればAGビジネスサポートに申し込んだ可能性が高く、個人事業主の方は両方の可能性があります。審査落ちの通知メールや書類に記載されている会社名を確認して、どちらの商品に落ちたのかを明確にしておきましょう。一方に落ちたとしても、もう一方では通る可能性があるためです。
アイフルのビジネスローン(AGビジネスサポート)に落ちた人の口コミ・体験談
「自分と同じように審査に落ちた人はいるのだろうか」「どんな状況で落ちたのか知りたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。ここでは、実際にAGビジネスサポートの審査に落ちた方の口コミや体験談をもとに、どのようなパターンで審査落ちが発生しているのかを見ていきます。
不安に感じるのは当然のことですが、他の方の経験を知ることで、ご自身の状況を客観的に把握するきっかけになるはずです。
「仮審査は通ったのに本審査で落ちた」という声
AGビジネスサポート公式サイトのFAQページでも案内されている通り、同社の審査は「仮審査」と「本審査」の2段階で行われます。口コミサイトなどでは「仮審査まで早い対応で期待できると思ったが、本審査に入ってから時間がかかり、結果は借り入れ不可だった」という声が見られます。
この仮審査と本審査の違いを理解しておくことが重要です。仮審査はあくまで申込時に入力された情報をもとにした機械的な審査であり、この段階では信用情報機関への本格的な照会や提出書類の精査は行われていません。つまり、仮審査に通過したからといって融資が確定するわけではないのです。
本審査では、CICやJICCなどの信用情報機関への照会、決算書や確定申告書の内容確認、場合によっては在籍確認なども実施されます。そのため、仮審査では見えなかった問題点が本審査で判明し、結果として審査落ちとなるケースが少なくありません。
具体的には、申込時に自己申告した年商や借入状況と、実際の書類内容に齟齬があった場合や、信用情報に過去の延滞記録が残っていた場合などが本審査で落ちる典型的なパターンです。
仮審査通過の連絡を受けた段階で「もう大丈夫だ」と安心してしまう方もいらっしゃいますが、仮審査はあくまでスクリーニング(ふるい分け)の段階です。書類を提出して本審査に進んでからが本番であるという認識を持っておくことが大切です。必要書類は正確かつ不備なく準備し、メールまたはFAXで迅速に提出するようにしましょう。
「赤字決算OKと書いてあったのに審査に落ちた」という声
AGビジネスサポートは公式の融資審査解説ページにおいても、赤字決算や銀行リスケ中でも「検討可能」と案内しています。この表現を見て期待して申し込んだものの、実際には審査に通らなかったという口コミも複数見られます。
ここで注意していただきたいのが、「検討可能」と「必ず融資できる」は全く異なるという点です。AGビジネスサポートは銀行と比べて柔軟な審査を行っているのは事実ですが、赤字決算であれば無条件で通るということではありません。過去の財務内容だけでなく、現在の事業状況や将来の返済見込みを総合的に判断した結果、融資が困難と判断されることは十分にあり得ます。
特に、赤字が2期以上連続している場合や、赤字の金額が大きく事業の継続性自体に疑問がある場合は、ノンバンクであっても融資を見送る判断になることが多いようです。逆に言えば、一時的な赤字であり今期は黒字に転換する見込みがあるケースや、赤字の原因が設備投資など将来の成長に向けた前向きな支出である場合は、審査を通過できる可能性が残っています。
赤字決算で審査に落ちた場合に最も重要なのは、「なぜ赤字なのか」「今後どのように改善する計画なのか」を明確にすることです。具体的な事業改善計画や資金繰りの見通しを示すことができれば、再申込時に審査担当者の心証を改善できる可能性があります。
「希望額で申し込んだが審査に通らなかった」という声
口コミの中には「1,000万円の申し込みをしてみたが、200万円でも審査が通らず、意外と審査が厳しいと感じた」という体験談もあります。金融庁が監督する貸金業法のもと、ノンバンク系のビジネスローンであっても融資には慎重な判断が求められます。
AGビジネスサポートでは新規取引時の融資上限が500万円までと設定されているため、そもそも初回から1,000万円の融資を受けることはできません。また、決算書を提出したことで「創業直後の借入実績を掲載しているが、実際には決算を終えていなければ審査の対象にすらならない」という声もあり、公式サイトの案内と実際の審査基準にはある程度のギャップが存在することがうかがえます。
希望額と実際の事業規模・返済能力とのバランスが取れていない場合は、金額を下げても審査に通らないケースがあるということを認識しておく必要があるでしょう。
アイフルのビジネスローンで審査落ちする5つの原因
審査に落ちた原因を正確に把握することは、次の資金調達を成功させるための第一歩です。AGビジネスサポートは審査基準を公開していませんが、口コミや専門家の分析をもとに、主な審査落ちの原因を5つに整理していきます。
ご自身の状況と照らし合わせながら、心当たりのある原因がないか確認してみてください。
原因1:信用情報に傷がある(延滞・滞納・債務整理の履歴)
CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)に登録されている個人の信用情報は、ビジネスローンの審査においても重要な判断材料の一つです。法人向けのビジネスローンであっても、代表者個人の信用情報は必ず確認されます。
具体的には、クレジットカードやカードローンの延滞履歴、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)の記録、強制解約の履歴などが信用情報に登録されていると、審査通過は非常に困難になります。延滞情報は完済後も最長5年間、自己破産の情報は最長10年間にわたって信用情報機関に記録が残ります。
「個人の借入とビジネスローンは別だろう」と考える方もいらっしゃいますが、AGビジネスサポートのビジネスローンでは代表者個人の連帯保証が原則必要であるため、個人の信用情報に問題があれば審査に大きく影響します。ご心配な場合は、CICやJICCに本人開示請求を行い、ご自身の信用情報を確認しておくことをおすすめいたします。
原因2:他社借入が多い・短期間に複数社へ同時申込している
JICC(日本信用情報機構)には、ローンの申込情報も登録されます。短期間に複数のビジネスローンに同時申込をしていると、いわゆる「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、審査に不利に働く可能性があります。
申込情報は原則として6ヶ月間にわたり信用情報に記録されるため、この期間中に3社以上のローンに申し込むと、「資金繰りに相当困っている」「返済能力に問題がある」と判断されかねません。
また、他社からの借入残高が多い場合も審査落ちの大きな原因となります。法人としての借入だけでなく、代表者個人の消費者金融からの借入やクレジットカードのキャッシング残高も考慮されるため、個人と法人の借入状況を合わせて確認しておくことが大切です。
特に注意したいのが、ビジネスローンに落ちた焦りから複数社に一気に申し込んでしまうケースです。結果的にどこにも通らなくなる悪循環に陥ることがありますので、申込は計画的に進めていただきたいと思います。
原因3:決算書・確定申告書の内容に問題がある
e-Gov法令検索で確認できる貸金業法では、事業性融資においても返済能力の調査が義務付けられています。AGビジネスサポートでは法人の場合は直近の決算書、個人事業主の場合は確定申告書の提出が求められますが、その内容に問題があると審査を通過することが難しくなります。
具体的には、以下のような財務状況は審査において不利に働くと考えられます。2期以上の連続赤字で改善の兆しが見られない場合、債務超過(負債が資産を上回っている状態)が深刻な場合、税金や社会保険料を滞納している場合、売上が著しく減少傾向にある場合などです。
ただし、前述の通りAGビジネスサポートでは赤字決算でも検討可能としており、「過去の財務内容だけでなく現状のご商売に鑑み融資実行の可能性を検討する」と公式に案内されています。つまり、現在の事業が改善傾向にあり、今後の返済見込みが立つと判断されれば、過去の赤字があっても融資が実行される可能性は残されているのです。
原因4:申込内容・提出書類に不備や虚偽がある
金融庁が監督する貸金業者として、AGビジネスサポートでは申込内容の正確性を厳しく確認しています。意図的な虚偽申告はもちろん、悪意のない記入ミスであっても審査に影響を与えることがあります。
例えば、年商を実際よりも多く記入してしまった場合、決算書や確定申告書の数字と矛盾が生じるため、虚偽申告と判断される恐れがあります。審査を有利に進めようとして所得を多く記入しても、結果として審査落ちになっては意味がありません。
また、提出書類の不備も意外と多い審査落ちの原因です。決算書のページが欠けていたり、確定申告書の控えに税務署の受付印がなかったりすると、本審査を進めることができません。書類の不備で追加提出を求められた場合は、できるだけ早く対応することが重要です。メールやFAXでの書類提出に対応していますので、郵送よりも迅速な方法を選びましょう。
原因5:開業して間もなく決算実績がない(創業1年未満)
日本政策金融公庫のような公的金融機関では創業融資に対応していますが、民間のビジネスローンでは創業間もない事業者への融資は慎重になる傾向があります。
AGビジネスサポートの公式サイトでは「開業直後でも検討可能」と案内されていますが、口コミでは「事前に相談してみたら、決算を終えていなければ審査の対象にすらならないと言われた」という声も見られます。つまり、最低でも1期分の決算を終えていることが、実質的な審査の前提条件となっている可能性が高いのです。
創業1年未満で事業資金が必要な場合は、AGビジネスサポートのようなノンバンクではなく、日本政策金融公庫の新規開業資金や、地方自治体の制度融資、あるいは信用保証協会の創業保証制度を活用する方が現実的な選択肢となるでしょう。これらの公的融資制度は創業者を対象として設計されているため、決算実績がなくても事業計画書をもとに審査を受けることができます。
【最優先】審査に落ちた後にすぐ実行できる5つの資金調達法
アイフルのビジネスローン(AGビジネスサポート)に審査落ちしてしまった場合、次に何をすべきでしょうか。ここからが本記事の最も重要なセクションです。
資金繰りに困っている方にとって、審査落ちの原因分析も大事ですが、それ以上に「今すぐ資金を調達できる方法はないか」が最大の関心事のはずです。以下の5つの方法を、優先度が高い順にご紹介していきます。
方法1:他のビジネスローンに申し込む(審査基準は各社で異なる)
金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで確認できる通り、ビジネスローンを提供している貸金業者は数多く存在します。AGビジネスサポートの審査に落ちたからといって、他社でも必ず落ちるとは限りません。なぜなら、ビジネスローンの審査基準は各社で異なるためです。
AGビジネスサポートはノンバンク系ビジネスローンの中でも大手に分類され、プライム市場に上場しているアイフルグループとしての審査基準があります。一方、中小規模のビジネスローン専門業者では、より柔軟な審査が行われるケースもあります。
例えば、アクト・ウィル株式会社のビジネスローンは最短60分で審査が完了し、即日融資にも対応しています。また、ファンドワン株式会社はビジネスローン専門の貸金業者として、中小企業の事情を汲み取った審査を行っていることで知られています。
ただし、先ほどもお伝えした通り、短期間に複数社へ同時に申し込むことは「申込ブラック」になるリスクがあるため避けるべきです。AGビジネスサポートに落ちた直後であれば、まずは1社に絞って申し込み、結果を待ってから次のアクションを検討することをおすすめいたします。
参考:法人におすすめのビジネスローン8選【即日融資もあり】選び方や手数料を解説
方法2:日本政策金融公庫や制度融資を検討する
日本政策金融公庫は、政府系の金融機関として中小企業や個人事業主への融資を専門に行っています。民間のビジネスローンとは審査の観点が異なり、事業の社会的意義や将来性を重視する傾向があるため、ノンバンクで落ちた場合でも融資が受けられる可能性があります。
日本政策金融公庫の一般貸付では、運転資金として最大4,800万円の融資に対応しており、金利も年1%台〜2%台と民間のビジネスローンよりも大幅に低いのが特徴です。ただし、審査には2〜3週間程度かかるため、緊急性の高い資金調達には向きません。
また、各地方自治体が実施している制度融資も検討に値します。制度融資は自治体・金融機関・信用保証協会の三者が連携して行う融資制度で、保証料の補助や金利の優遇が受けられるケースが多くあります。お住まいの地域の制度融資については、各自治体の商工担当窓口や、最寄りの信用保証協会にお問い合わせください。
方法3:担保・保証人を設定して不動産担保ローンを検討する
全国銀行協会のサイトでも解説されている通り、不動産など担保にできる資産がある場合は、無担保ローンよりも審査通過の可能性が高まります。無担保のビジネスローンで審査に落ちた方でも、不動産を担保に入れることで融資を受けられるケースは少なくありません。
AGビジネスサポート自体も不動産担保ビジネスローンを提供しており、こちらは最大5億円まで融資可能で、金利は実質年率2.49%〜14.80%と、無担保ビジネスローンよりも低い金利設定となっています。無担保のビジネスローンで落ちた場合でも、不動産担保ローンであれば検討してもらえる可能性がありますので、担保にできる不動産をお持ちの場合は、改めてAGビジネスサポートに相談してみる価値はあるでしょう。
ただし、不動産を担保に入れるということは、返済ができなくなった場合にその不動産を失うリスクがあることを意味します。担保に入れる資産の評価額と融資額のバランスを慎重に判断し、無理のない返済計画を立てたうえで利用するようにしてください。
参考:不動産担保ローンを比較する8つのポイントで計20社を比較!一覧表あり
方法4:売掛金があるならファクタリングで即日資金調達も可能
ビジネスローンの審査に落ちた場合の資金調達手段として、近年注目されているのが「ファクタリング」です。経済産業省も売掛債権の活用による資金調達を推進しており、中小企業の資金繰り改善手段として認知が広がっています。
ファクタリングとは、企業が保有している売掛金(まだ入金されていない請求書)をファクタリング会社に売却して、支払期日よりも前に現金化する仕組みです。ビジネスローンのような「融資(借入)」ではなく「債権の売却」であるため、信用情報機関への登録がなく、代表者個人の信用情報に傷があっても利用できるという大きなメリットがあります。
ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2つの契約形態があります。2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社の2者間で契約するため、取引先に知られることなく売掛金を現金化できます。手数料は5%〜20%程度が目安です。3社間ファクタリングは取引先の承諾を得たうえで行うため手数料は1%〜10%程度と低めですが、取引先にファクタリング利用を知られることになります。
以下の表で、ビジネスローンとファクタリングの違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | ビジネスローン | ファクタリング |
|---|---|---|
| 仕組み | 融資(借入) | 売掛債権の売却 |
| 信用情報への影響 | あり(登録される) | なし |
| 審査の重点 | 申込者の返済能力 | 売掛先の信用力 |
| 資金調達スピード | 最短即日〜数日 | 最短即日(2社間の場合) |
| 手数料・金利 | 年3%〜18%程度 | 1%〜20%程度(1回あたり) |
| 返済義務 | あり | なし(売却なので返済不要) |
| 赤字・税金滞納 | 審査に影響大 | 影響が比較的小さい |
ファクタリングは売掛金がなければ利用できないという条件はありますが、ビジネスローンの審査に通らなかった方にとっては、有力な選択肢の一つになり得ます。なお、AGビジネスサポート自体もファクタリングサービスを提供していますので、ビジネスローンが難しかった場合にファクタリングを相談してみるのも一つの方法です。
方法5:補助金・助成金など返済不要の資金を検討する
中小企業庁では、中小企業や個人事業主を対象としたさまざまな補助金・助成金制度を実施しています。これらは融資とは異なり、原則として返済不要の資金であるため、資金繰りに余裕がない状況でも活用しやすい手段です。
代表的なものとしては、小規模事業者持続化補助金(販路開拓等に最大200万円)、ものづくり補助金(設備投資等に最大数千万円)、IT導入補助金(IT活用に最大450万円)などがあります。
ただし、補助金・助成金は申請から支給までに数ヶ月かかるのが一般的であり、しかも原則として「先に自己資金で支出し、後から補填される」仕組みです。そのため、今すぐ運転資金が必要という場合には向いていません。中長期的な資金計画の一環として検討していただくのが良いでしょう。
また、応募には事業計画書の作成や要件を満たす必要があるため、各補助金の公募要領をよく確認したうえで準備を進めてください。お近くの商工会議所や認定支援機関に相談すると、申請のサポートを受けることもできます。
参考:起業・開業の味方!補助金・助成金おすすめ15選|税理士・社労士・行政書士監修
アイフルのビジネスローンに再申込する場合の3つのポイント
「他の方法も検討するが、やはりAGビジネスサポートのビジネスローンに再チャレンジしたい」という方もいらっしゃるでしょう。ここでは、再申込で審査通過の可能性を高めるための具体的なポイントをお伝えしていきます。
ポイント1:最低6ヶ月は期間を空けてから再申込する
CICをはじめとする信用情報機関では、ローンの申込情報が原則6ヶ月間記録されます。つまり、審査に落ちた直後に再度申し込んだとしても、前回の審査落ち情報が残っている状態で再審査を受けることになり、通過はかなり厳しくなります。
再申込を検討する場合は、少なくとも6ヶ月以上の期間を空けることが基本です。この間に信用情報から前回の申込記録が消去されるのを待つとともに、後述する財務状況の改善に取り組むことで、再申込時の審査通過率を高めることができます。
なお、前回の審査でどのような理由で落ちたのかは、AGビジネスサポートに問い合わせても教えてもらえないのが一般的です。金融機関には審査落ちの理由を開示する義務がないためです。そのため、本記事でご紹介した5つの原因を参考に、ご自身で心当たりのある問題点を改善していく必要があります。
ポイント2:決算内容・事業計画を改善してから再チャレンジする
中小企業庁のサイトでは、事業計画書の書き方や経営改善に関する情報が多数公開されています。再申込で審査を通過するためには、前回審査時よりも財務状況が改善されていることを示す必要があります。
具体的に取り組むべきこととしては、まず売上の回復・拡大に注力することが第一です。前期が赤字であったならば、当期は利益を出すか、少なくとも赤字幅を縮小させることが重要です。次に、既存の借入がある場合は可能な範囲で返済を進め、他社借入残高を減らしておきましょう。
また、税金や社会保険料の滞納がある場合は、分割納付の交渉を行い、少しでも滞納を解消しておくことが大切です。税金の滞納はビジネスローンの審査において非常に不利に働くため、こうした改善努力が審査結果に大きく影響する可能性があります。
事業計画書を作成することも効果的です。AGビジネスサポートでは必須書類ではありませんが、今後のキャッシュフロー改善の見通しを具体的な数字で示すことで、審査担当者の判断材料を増やすことができます。
ポイント3:借入希望額を下げて申し込む
AGビジネスサポートの公式サイトにも記載されている通り、新規取引時の融資上限は500万円までとなっています。前回の申込で高額の融資を希望していた場合、希望額を大幅に引き下げることで審査通過の可能性が高まることがあります。
借入希望額が低いほど貸し倒れリスクが小さくなるため、金融機関にとっては融資を実行しやすくなります。例えば、前回500万円で申し込んで落ちたのであれば、次は100万円〜200万円程度に抑えて申し込むことを検討してみてください。
少額でも審査に通過して返済実績を積み重ねることができれば、将来的に増額融資を受けられる可能性が開けてきます。口コミの中にも「コツコツ返済していたら増額してもらえた」という声がありますので、まずは小さな一歩から始めるという戦略も有効です。
よくある質問
Q1. AGビジネスサポートの審査に落ちたら連絡は来る?
A: はい、審査落ちの場合でもメールまたは電話で結果が通知されます。
AGビジネスサポートの公式情報によると、審査結果は最短即日で通知されますが、混雑状況によっては1〜2日かかるケースもあるとのことです。審査の進捗状況を確認したい場合は、フリーダイヤル(0120-027-120、平日9:30〜18:00)に電話で問い合わせることができます。なお、審査に落ちた具体的な理由については、問い合わせても回答を得ることは難しいのが一般的です。
Q2. AGビジネスサポートに落ちたらアイフルの個人向けカードローンにも影響する?
A: 直接的な影響はありませんが、信用情報の状況によっては間接的に影響する可能性があります。
AGビジネスサポートとアイフルは別法人ですが、同じアイフルグループに属しています。アイフル公式サイトの個人向けカードローンはアイフル株式会社が独自の審査基準で審査を行いますので、AGビジネスサポートの審査結果がそのまま反映されるわけではありません。ただし、CICやJICCの信用情報はどちらの審査でも参照されるため、信用情報自体に問題がある場合は両方の審査に影響する可能性があります。
Q3. 赤字決算でも通るビジネスローンはある?
A: あります。ノンバンク系のビジネスローンは銀行と比較して柔軟な審査を行う傾向があります。
日本貸金業協会に登録されている貸金業者の中には、赤字決算でも現状の事業内容や将来性を重視して融資判断を行うところが複数存在します。AGビジネスサポート自体も赤字決算での申込を受け付けていますが、実際に審査を通過できるかは個別の事情によります。赤字の程度や原因、今後の改善見通しなどを総合的に判断されるため、必ずしも通るとは限りません。
Q4. ファクタリングは個人事業主でも利用できる?
A: はい、個人事業主の方でもファクタリングを利用することは可能です。
経済産業省が推進する売掛債権の活用促進策には、個人事業主も対象として含まれています。法人・個人事業主を問わず、売掛金(取引先への請求書)があればファクタリングの対象となります。
ただし、ファクタリング会社によっては法人のみを対象としている場合もありますので、申込前に確認が必要です。売掛先の信用力が審査の中心となるため、信頼性の高い取引先への売掛金ほど現金化しやすくなります。
参考:個人事業主におすすめのファクタリング会社15選!安心&低手数料で資金調達できる業者を徹底比較
Q5. 税金を滞納していてもビジネスローンは借りられる?
A: 税金の滞納がある場合、ビジネスローンの審査通過は非常に難しくなります。
国税庁に対する税金の滞納や、地方税の滞納がある場合、ほとんどの金融機関で融資を断られることになります。これはAGビジネスサポートに限らず、銀行融資やその他のノンバンクでも同様です。ただし、ファクタリングであれば融資ではなく売掛債権の売却であるため、税金滞納中でも利用できるケースがあります。まずは税務署に分割納付の相談を行い、滞納解消に向けて動き始めることが、あらゆる資金調達手段を利用するための前提条件となります。
まとめ:アイフルのビジネスローンに落ちても資金調達の道はある
本記事では、アイフルのビジネスローン(AGビジネスサポート)に審査落ちした場合の原因分析から、次に取るべき具体的な行動までを解説してきました。最後に、状況別のおすすめアクションと重要ポイントを整理しておきます。
今すぐ資金が必要な方 → 他社ビジネスローン or ファクタリング
- ビジネスローンは審査基準が各社異なるため、他社で通る可能性がある
- 売掛金があるならファクタリングで即日の資金調達も選択肢に
- ただし、複数社への同時申込は避け、計画的に進める
数ヶ月の余裕がある方 → 原因改善 → AGビジネスサポートに再申込
- 最低6ヶ月は期間を空ける
- 決算内容の改善、他社借入の返済を進める
- 希望額を下げて再チャレンジする
資金調達を成功させる3つのポイント
- まず審査落ちの原因を客観的に把握する(信用情報の開示請求がおすすめ)
- 1つの方法にこだわらず、複数の資金調達手段を並行して検討する
- 焦って短期間に複数社へ申し込まず、1社ずつ計画的に進める
資金繰りに困っている状況で審査に落ちるのは本当につらいことですが、資金調達の方法は一つではありません。本記事でご紹介した通り、他社ビジネスローンへの申込、日本政策金融公庫の活用、不動産担保ローン、ファクタリング、補助金・助成金など、状況に応じて選べる手段は複数あります。
大切なのは、一度の審査落ちで諦めてしまわないことです。審査落ちの原因をしっかりと分析し、改善できる部分は改善したうえで、ご自身の状況に最も合った資金調達方法を見つけていただければと思います。事業を続けていく限り、資金調達の道は必ず開けます。

