未経験の志望動機は、「目指したきっかけ」「自分で取り組んだこと」「応募先でやりたい仕事」をつなげて書きます。
「研修が充実しているから」だけでは、自分がなぜその仕事を選んだのか伝わりにくくなります。
学習で作ったものや前職の経験を具体的に伝え、求人の仕事内容と結び付けましょう。
最初に、応募する職種と求人の仕事内容を確認する
Web開発、インフラ運用、社内ITなどでは、取り組む業務が違います。「IT業界」だけでまとめないようにします。
- 求人票:担当業務、必要な経験、学習・資格の条件を確認する。
- 企業の公式情報:サービスや開発・運用の対象を確認する。
- 自分の経験:学習、個人開発、前職の行動から接点を探す。
入社直後から担当できる仕事と、将来挑戦したいことは分けます。募集にない業務をできる前提で書かないでください。
志望動機を作る4つの質問
- なぜエンジニアになりたいのか:具体的な出来事を一つ選ぶ。
- 何を試したのか:学習内容・制作物・工夫を挙げる。
- なぜこの会社なのか:求人の仕事やサービスとの接点を示す。
- 入社後どう取り組むか:今の経験を使える部分と学ぶ部分を示す。
会社の特徴を入れ替えるだけの文章にせず、自分の取り組みと応募する仕事のつながりを確認します。

例文1:営業事務からWeb開発を目指す
以下は架空の例文です。職歴・学習内容・応募先の特徴は自分の事実に置き換えてください。
営業事務で受注情報を手入力していた経験から、業務を使いやすい仕組みに変える仕事に関心を持ちました。
JavaとSpring Bootを学習し、商品登録と在庫更新ができる学習用アプリを作りました。
入力ミスを防ぐチェックを加え、エラー時に何を直せばよいか分かる表示を工夫しています。
御社の業務システム開発の求人に、利用者の作業を理解して機能を作る仕事との接点を感じ、応募しました。
実務のチーム開発は未経験です。
前職での確認・記録の習慣を生かし、まずテストや実装の基本を身につけたいです。
学習用アプリを、業務システムの実務開発として書いていません。自分で作った部分を説明できることも大切です。
例文2:接客職からインフラ運用を目指す
架空の例文
店舗の通信障害で会計が止まった経験から、サービスを安定して動かす仕事に興味を持ちました。
Linuxとネットワークの基礎を学び、自宅の検証環境でWebサーバーの設定とログの確認を試しました。
接続できない際は、設定・ポート・ログを順に確認し、原因と対応を記録しています。
御社の運用監視の求人で、障害の切り分けと手順に沿った対応を経験したいと考え、応募しました。
接客で身につけた状況の聞き取りと引き継ぎを生かし、業務の報告・記録にも丁寧に取り組みます。
検証環境で試した経験と、本番の障害対応は異なります。使った環境や試した範囲を具体的に答えられるようにします。
例文3:新卒でWebエンジニアを目指す
架空の例文
大学のサークルで予定の共有が難しかったことをきっかけに、活動予定を一覧で見られるサイトを作りました。
HTML・CSS・JavaScriptを学び、スマートフォンでも日時を確認しやすい表示を試しました。
利用した友人から文字の見づらさを聞き、表示と入力欄を修正した経験に面白さを感じました。
御社のWebサービス開発の求人で、利用者の声を取り入れて改善する仕事に取り組みたいと考えています。
実務経験はありませんが、作ったものを説明し、分からないことを調べて相談する姿勢を続けたいです。
求人に書かれていない改善の取り組みは、面接で確認します。企業の実際の仕事に合わせて例文を修正してください。
「教えてもらいたい」だけの文章を、行動が伝わる文章にする
研修や成長機会が応募の理由でも、その前に自分が試したことを添えます。
改善前:未経験ですが、研修が充実している御社でプログラミングを学びたいです。
改善例:Javaで学習用アプリを作り、入力チェックを試しました。実務ではレビューを受け、品質を高めたいです。
給与やリモート勤務を重視すること自体は問題ありません。志望動機では仕事への関心も具体的に説明します。
面接で深掘りされる内容も準備する
- 作ったもののうち、自分で実装した部分はどこですか?
- 動かなかったとき、何を調べ、どう対応しましたか?
- なぜ別の職種ではなく、この業務を選んだのですか?
- 求人の仕事で、今できることと未経験のことは何ですか?
例文を暗記するより、出来事と自分の判断をメモにすると、自分の言葉で答えやすくなります。
自己紹介のまとめ方も確認し、志望動機と職歴・学習内容の説明が食い違わないようにしましょう。
就職・転職面接と、案件面談の違いにも注意する
この記事は未経験者の就職・転職面接を想定しています。案件面談では、仕事を任せられる経験と担当範囲の説明が中心です。
転職面接と案件面談の違いで確認し、相手に合わせて準備しましょう。
学習や職歴を資料にする場合は、スキルシート作成ツールも使えます。提出前に事実と表現を確認してください。
例文を自分の経験と求人に合わせて書き換えよう
きっかけ、具体的な取り組み、応募先の仕事の3点がつながっているかを読み直しましょう。
実績を大きく見せず、今できることと学ぶ必要があることを分けると、面接でも説明しやすくなります。
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