フリーランスの案件面談では、今回の仕事に近い経験を一つ選び、自分の役割と確認できる成果を短く伝えます。
ここで扱うのは案件先との面談です。全体の流れはフリーランスエンジニアの面談対策で確認できます。
自己紹介では今回の案件に近い経験を先に話す
案件票の業務、工程、技術を見て、重なる経験を一件選びます。
直近の案件でも、今回の仕事と遠ければ別の経験を先に話して構いません。
話す材料は、専門領域、そこでの自分の役割、仕事の結果、今回の案件との接点です。
経歴を時系列で全部読み上げる必要はありません。
役職名だけでなく、担当した作業と範囲を伝える
「リーダーでした」「開発を担当しました」だけでは、任されていた仕事の範囲が見えません。
「APIの設計と実装を担当し、レビューは社員のリーダーに依頼した」と説明できます。
自分の作業と、他者と分担したことを分けましょう。
任されていない工程を含めて話すと、参画後に期待される役割とのずれが生まれます。
実績と担当業務を伝える自己紹介例文
次は架空の例です。案件や作業は、ご自身の経験に置き換えてください。
○○です。Javaで予約システムのAPI改修を担当してきました。
直近では、予約エラーを追えるよう、リクエストを識別する情報をログに追加しました。
今回の運用改善でも、調査しやすさを考えた改修経験を生かしたいと考えています。
この後に詳しく聞かれたら、使った技術や、どの判断を自分で行ったかを補います。最初の一言にすべて入れる必要はありません。
独立したばかりの人は会社員時代の経験を話せる
フリーランスとしての参画歴がなくても、会社員時代に担当した実務は説明できます。いつの経験かは明確にしましょう。
「○○です。独立前は業務システムのAPI実装とテストを担当しました。独立後の案件参画はこれからです」
独立後の実績として言い換える必要はありません。経験した工程と、今回の案件で求められる工程を照らす方が判断につながります。

チーム全体の成果と自分の貢献を分けて伝える
チーム全体で障害件数を減らした場合、それを自分一人の成果として話さないようにします。
架空の例として、次のように自分とチームの担当を分けられます。
私は原因の分類と監視設定を担当しました。
チームでは障害対応の見直しを進めました。
数値を確認できないなら作らず、作ったものや変えた手順を伝えます。成果を大きく見せるより、再現できる仕事が伝わります。
数字を使う場合も、測った条件を添えます。次は架空の例です。
同じテストデータで計測し、バッチ処理が12分から8分になりました。
私はSQLの修正を担当し、設定変更は別のメンバーが行いました。
本番での効果が未測定なら「検証環境での結果」と補います。数字を再現できない場合は、その数値を使いません。
顧客名や社内の数値を話せないときの伝え方
顧客名や社内の数値は、話してよい範囲を確認します。
伏せる必要があれば、事業分野を広く示し、担当工程や技術上の判断を説明しましょう。
「詳しい数値は公開できませんが、私はログ設計と運用手順の見直しを担当しました」といった伝え方もできます。
曖昧にした箇所を補おうとして、確認できない数字や事実を加える必要はありません。
最初は概要を話し、詳しい経験は質問に合わせて補う
話す長さは相手の指示に合わせます。指定がなければ概要から始め、詳しく聞かれた案件だけスキルシートを示して補います。
想定しておきたい追質問は、案件面談で聞かれる質問に整理しました。
技術の深掘りが不安なら、答えに詰まったときの伝え方も確認できます。
面談前には、提出済みのスキルシートと話す内容を照らし、担当範囲と成果の表現が一致しているか確かめましょう。
記載が曖昧な箇所は、スキルシートの書き換え例に沿って直せます。
自己紹介が伝わるか、模擬面談で確かめよう
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